修学旅行・いざ金閣寺



私たちは、奈良経由で京都に到着する学校の皆よりも

一足早く京都に到着しました


駅前から5分ほど歩いて、調べて行った有名な

京都ラーメンの店に入るのを楽しみにしていた息子です


そこでお昼をとり、駅前の京都タワーに上ります


望遠鏡を覗いた先の、輝く塔や不思議な形の建物に

興味を示す息子の姿に、ほっと一安心してお土産のコーナーに進みます


息子の大好きなキラキラと金色に輝く置物がたくさんありました


その中から五重塔と金閣寺が欲しいと嬉しそうに話す姿は


まだまだあどけない12歳の少年です



この半年まともに外出もせず太陽にあたらない生活で

すっかり色白になった肌は、その痩せた体と相まって

悲しいくらいに弱々しく・・

でもそんな外見の弱々しさから想像も出来ない猛々しさが

彼の中には確かにありました



この子の中に眠っている

不登校という闇が作り出した猛々しい不安や恐れが

どうかもうこれ以上暴れることがないようにと

京都じゅうの観音様に

一心に手を合わせていた母でした



約束の時間が近づくと、やはりどんなに願っても

それらは息子の中で暴れ出し険しい表情を作っていきます

その険しさをはっきりと感じてはいたけれど

気づかぬふりしてタクシーに乗って金閣寺を目指します



金閣寺は修学旅行の団体で賑わって

息子の学校と同じ黄色い帽子をかぶった子たちが

次々近づいては通り過ぎて行きました



息子の緊張の針は振り切れて、心なしか涙目に見えて

顔色は色白を通り越してしまっています


担任の先生からの連絡で

もうそこまで来ているらしいクラスメートたち


その時向こうの方から「〇〇くんや」「〇〇くん来た~」

と息子の名を呼ぶ声が聞こえました


あっという間に大勢のクラスメートに取り囲まれて

その渦に巻かれながら消えて行く息子


私は距離をおいて付いて行きましたが

そのうちすっかり見失い、これでいいと諦めて

傾きはじめた厳しい夕日から

隠れる場所を探してぼんやり座っていました


気が付くと人影もまばらになって・・

どうやら閉園時間のようです


もう息子は皆と一緒にバスに乗って

行ってしまったのでしょう



緊張と興奮のピークから急に訪れた静寂・・

やっと喉がカラカラになっていることに気付いて

水を買うために入ったコンビニで

息子の好きなカードを見つけて

置いたり取ったりしながらやっぱり買って

喜ぶ顔を想像しながらタクシーに乗り込みました



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comment

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No title

くるみさん・・この記事を読むと、娘とのことが大きく
思い出されて、やっぱりウルッとしてしまう。

半年お休みして、、、そこからの修学旅行だったのね。
行きたくて、「行く」選択をした修学旅行
でも、合流するまでの想像以上の緊張感
とても分かります。

私はその緊張感をほぐしたくて「ああ~空気が美味しいね」
とか言ってみるものの・・親の緊張もバレバレだったと思います。
そこまでの葛藤も、不安も、友達の「○○くんだ~」の一言が
優しく包んでくれるのよね^^

一度学校に行けなくなると、本当にその中へ戻るのは
ハードルが高く・・子どもはどうしたいんだろう?って
どう手助けしてあげるのがいいんだろう・・って悩みますよね

でも、こんなにありえない緊張の後、修学旅行に参加した子どもの
表情(うちは林間だったけどね)を見たときに・・^^
ああ、子のこの居場所はここなんだなって思った♪



Re: Re: jumaさんへ

e-420こんにちわv-278jumaさん家は林間に娘さんが参加することでいろいろ発見ありましたi-184うちは何と言ってもこの修学旅行が一つの大きな山になりましたねe-441
思い出をとばかりおもっていた母でしたが、参加したことで大切なことに気付くことが出来ましたe-257何かに追い立てられるようにして参加した修学旅行でしたがホントに参加して良かったと今でも懐かしく思い出す場面ばかりです!いつかあの時の足跡をたどって思い出の金閣寺に行ってみようと思いますe-259e-420jumaさん来てくれてありがとう!夏バテ気味の心に嬉しいメッセージ・・元気回復e-266
また、きてくださいね~v-363
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プロフィール

くるみ みるく

Author:くるみ みるく
小5の終わりから始まった体調不良、そして不登校。
学校に行くというあたりまえに思っていたことが、これほど大変なことだったとは・・・。
復学支援をうけ、もう1度歩き始めた子どもを応援して行くために親はどう接していくのがよいのでしょうか。
学び続けることで見えてくるものは何でしょうか。

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