新しい扉の向こうへ



行き場を失った私たちでしたが、兄弟一緒の時間は

彼らの仲を濃密に繋いでくれました

おもちゃも、遊びも、時間も全てを共有し合い、ごっこ遊びにふける二人は

どちらが兄でどちらが弟ということもなく双子のように仲良く遊びました

そんな中で、焦っていたのは私だけ・・


何とか通える所を見つけなければ

このままこの生活が楽しくなってしまってはいけない

でも次男が通える場所を見つけ

尚且つ次男がもう二度と同じ失敗を繰り返さないために

加配の先生をつけてもらえるように頼まなければなりません



何処の園でも先生の数は決まっているし、特別にうちの子どもだけに

加配の人員をお願いすることは、難しいことです

でも息子が安心して母子分離して園でやっていくためには

そこを無くしては進めません



ほんの些細な不安が雪玉を転がすように大きくなっていくから

ほんの少し傍らで見ていてくれたら乗り越えられるから

支えてやって欲しい、この小さい芽を・・



「どうか、もう一度集団に戻るチャンスを下さい」と市役所の通された部屋で


並んだスーツ姿の方々に訴えました



初めて会うたくさんの人の目が

息子の一挙手一投足に注がれているのを感じます

「この子は地域で頑張れる力をつけました・・
 
 あと一歩、この子の力を引き出すためにサポートしてもらえる先生をお願いします」


息子は自分のことを話されていることを知ってか知らずか

折っていた折り紙が無くなったから、新しいものが欲しいと言い出しました

いつもなら静かに待てるのに、ただならぬ気配を敏感に感じ取っています

「もう少し待ってね」

誰かが言った嫌いな言葉が、居心地の悪さに掛け合わされて

息子の我慢の糸が切れかけました




野菜畑を、毎日のように見て歩いていたその年の、長くて暑い夏が過ぎ

ぶどう畑に姫蛍を追いかけて、秋が過ぎて、そして12月

少し家から遠かったけど

やっと週に二日、午前中だけ通える所ができました



年が明けたら少しずつ時間を増やして、春からみんなと同じように通えます

きっと、きっと今度こそ新しい扉を開けて、その向こう側へ!

そして、その向こう側の風景を一緒に見ようね



もう兄の影響でにがい思いをすることの無いように

弟は違った場所で、そのスタートをきりました




にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村
ここをクリックして園に戻った私たちにエールを頂けたらたらうれしいです
よろしくお願いします

スポンサーサイト
line
line

comment

管理者にだけ表示を許可する

line
line

FC2Ad

line
プロフィール

くるみ みるく

Author:くるみ みるく
小5の終わりから始まった体調不良、そして不登校。
学校に行くというあたりまえに思っていたことが、これほど大変なことだったとは・・・。
復学支援をうけ、もう1度歩き始めた子どもを応援して行くために親はどう接していくのがよいのでしょうか。
学び続けることで見えてくるものは何でしょうか。

line
最新記事
line
最新コメント
line
月別アーカイブ
line
カテゴリ
line
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
line
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

line
fc2カウンター
line
フリーエリア
line
アルバム
line
検索フォーム
line
RSSリンクの表示
line
リンク
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
QRコード
QR
line
sub_line