母親になるということ


私はいつ母親になったのか、長男を抱いた時だろうか
次男の障がいに向き合った時だろうか
三男がママと呼んで保育所で1日泣いていたことを知った時だろうか

子どもをかわいいと思う気持ちから枝分かれした子育てのしんどさや辛さ、
周りの子どもやママ友との関わり、そして社会の中の母親としての立ち場・・
いろいろなことが複雑に絡まって母親という形を作ってきたように思います
中身の母親になるという私の意識はいつ生まれたのだろうか


通常発達の子どもは、母親を求めます

傍にいて包んでくれる母親の愛情を受けとめ、子どもからも母親を求める自然なかたち

それは「母親になる・なりたい」というより母親になっていくという自然な流れのようです



発達障がい、中でも自閉症やその周辺の子どもはそこの部分が弱い 次男もそうでした


なので自然となっていくのではなく自分からこの子の母親になろう

ならなくてはという意識が必要でした そして子どもに母親という人をわかってもらうこと・・


傍にいて、まずは子どもに「この人は自分のいうことを聞いてくれる」そう言う意識を

持たせる そこから便利な人、そして必要な人、さらにはかけがえのない母親になっていく



私もそうやって、いつも息子の傍にいて言葉の遅い、それでいてこだわりの強い息子が

パニックに陥らないように通訳兼便利屋さんになっていました


散歩に出かけ同じ場面を共有し合い、同じ時間を楽しむ中で、息子は私のことを

大好きな人と思ってくれるようになり、片時も私から離れなくなりました

何処に行くのも一緒で、しゃべらないけれど息子の思っていることは不思議とわかったし、

私の周りでチラッと私のことを確認しながら安心して遊ぶ息子・・

私もそんな息子が可愛くてたまらなくなっていきました



ですが、たった一日どうしても息子から離れなければならない日があり母に預けました

凄く私を捜して捜して、カーテンの後ろを何度もめくって、

いつもなら、ばぁ~って出てくるはずの私がいないので、泣き叫び泣き疲れ、

眠って、又起きて捜して泣き叫ぶ・・


それを繰り返し一夜が明けた時、ずっとそばにいて抱っこして泣き叫ぶ自分を抱きしめて

いてくれたおばあちゃんが、彼の中ですっくり私と入れ替わったのでした


私がどうしても預けなくてはならなかった一日 それは三男の出産の日でした

その一日だけということで預かってもらったのに、

あくる日病院に来た息子は、私を見て泣きました

「こんな人知らない!」「こんな人嫌い!」という彼の心の声が聞こえました


私には見向きもせず、その時こだわっていた階段の上り下りに夢中で

すぐに病室から出て行ってしまったのです


「赤ちゃんとゆっくり出来ていいわ」って言って

早々に帰って行く姿を明るく見送りましたが、その後寂しさと虚しさで震えました


私のこれまでは何だったのだろう、あんなにいつもくっついて私を求めていたのに、

たった一晩で赤の他人、いえそれ以下の嫌いな人の仲間入りです


息子を育てるということに、疲れ、へこたれ、流したにがい涙・・




だけど、次の瞬間、バチッという音をたててスイッチが入った気がします


絶対あの子を取り戻す、あの子の心を取り戻す、あの子の母親になりたい!!



暖かい愛情で孫の全てを受け入れてくれた母には感謝で一杯

一晩のはずが退院までずっと見てくれたのですから・・


その母の愛情に応えるためにも、もう一度私を受け入れてくれるまで

泣かれても嫌がられても、モノポリーのように一回休んでスタートに戻って

そしてもう一度、始めましょう


私がこれから母親としてやっていく中に

あなたの存在はもうすでに唯一無二の存在なのですから


あなたの中から私を消しても、私の中からあなたを消すことは
絶対に不可能なんですよっていう確かなものが
私の心のずうっと深くに生まれたこと それを大切に育てようと思いました

それが母親になるということへのはじめの一歩だった気がしています


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くるみ みるく

Author:くるみ みるく
小5の終わりから始まった体調不良、そして不登校。
学校に行くというあたりまえに思っていたことが、これほど大変なことだったとは・・・。
復学支援をうけ、もう1度歩き始めた子どもを応援して行くために親はどう接していくのがよいのでしょうか。
学び続けることで見えてくるものは何でしょうか。

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