体育祭




次男にとって中学で最後になる体育祭がありました


帰宅部の彼は年に一度、この時期に真っ黒に日焼けします


一昨年はメガネの型がビッシリ付いて


ちょっと笑ってしまいましたが


今年は満遍なく焼けて


綺麗にじじ黒くなりました(笑)



全校生徒が縦割りで


5つのブロックに分かれて競技や応援の得点を競います


今年は兄弟が同じ緑ブロックでした



弟に尋ねると前日に


プログラムを出して自分のでる3つの競技を


説明してくれました


兄にはタイミングを見計らって尋ねないと


きっと教えてくれません



最近は帰宅すればずっと狩りに出ている彼です


その狩りを止めて塾に行くのは


本人も断腸の思いでしょうから


そんな時聞いたら地雷もんです



幾度か喉まで出かけた言葉を飲み込んで


やっと見つけた隙間の時間に聞いてみました




母「今年の体育祭は何に出るの?」


子「忘れた」


バッサリ・・あえなく撃沈・・



でも、こんなくらいではめげません



また次の日


母「体育祭は何に出るの?」


子「忘れた」


だから秒殺やめてよ(母の心の声)


せめて考えてから言ってよ!!(母の心の叫び)



そしてまた時間をおいて


母「体育祭は何に出るの?」


子「忘れた」


言うよね~!!忘れる訳ないじゃん!!


こうなったら、こっちも意地でも聞きたい!!


母「じゃあ、思い出したら教えてね~」と精一杯の優しさで


息子は一瞬フェイントのかかった言葉に驚いた顔をしましたが


「・・うん・・」と答えました


・・ふふっ・・これで次は口を割らせてやるうぅ




体育祭の前夜も遅くまで狩りに出かけていましたが

やっと終えて寝る様子


そこにくらいついて!


母「明日は何に出るのか思い出したかなぁ?」


とそれは優しく尋ねてみました


子「こんなに暑い部屋では思い出せやん!!」


母・・絶句・・




思春期バリバリの息子だからしょうがない


今に始まったことじゃないからしょうがない


言わないことで保ってるひん曲がった自尊心




あなたがそこまで言いたくないのを聞き出そうとした母がバカでした


弟のようにあなたからも優しい言葉を・・


そう、狩りのゲームが欲しい時、急に普段は恐ろしい犬が


お腹を見せて擦り寄ってくるようなドン引きの素直さを見せるみたいに・・


・・今の状態では聞けるはず無いじゃん・・




体育祭の当日は薄曇りの風の強い天候で始まりましたが


じきに青空が見える秋晴れに変わっていきました


時折吹きつける強風が運動場の砂を舞い上げて


観客の保護者や生徒を襲います


保護者は一斉に身をかがめて


砂嵐の去るのを待ちますが


子どもたちはビクともせずに


堂々と競技をこなして行きました




教えてくれた通り、弟は3つの競技を


時には真剣な顔で友だちと呼吸を合わせ


時には肩の上に乗せた友だちと笑いながら楽しんでいました




そして問題の次男はというと・・


家では見たことの無い笑顔で友だちと話してる


双眼鏡で見つけた真っ白い歯をみせて笑うあなたは


昨夜の意固地な姿に腹を立てた私の気持ちを


ス~ッと柔らかくほぐしてくれました




小学校最後の運動会を(最後の運動会


グランドの隅で膝を抱えて過ごした


小さく、寂しく、悲しい存在だったあの時のあなたは


もう何処にもいませんでした



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しばらくは綺麗にじじ黒いその日焼けが

勲章ですね



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No title

はじめまして。娘の不登校を経験したので共感できることがいっぱいです。娘との自転車旅行記を書いているのでぜひご覧になってください。またおじゃまします。http://plaza.rakuten.co.jp/nennenosshan/

こんにちわ。

くるみみるくさん、涙ながらに読ませていただきました。

最後の運動会、無事に終わったんですね。
小学生の時に味わった運動会とは全く違う息子さんの姿や、くるみみるくさんのお気持ち、すごく伝わりました。光景が目に浮かんできます。

これも全てくるみみるくさんの努力の賜物でしょうね。

笑顔で運動会に望む次男君、素敵です。
そしてくるみみるくさん、お疲れ様でした。


話はそれますが、「忘れた」。思春期の頃には便利なアイテムですね。
私も反抗期の頃、多用してました(^0^)。

中3の時、たまたま授業で書いた俳句が、立派な賞を受賞し、
俳句好きの父に「なんて作品書いたんだ」と聞かれました。

もちろん、しっかり覚えています。
どの作品で賞を取ったかも分かっています。
でも「忘れた」「いくつか書いたから、どれか分からない」。。。

そんな訳ないのに~。
それでも親はそれ以上問い詰めることもなく、そっとしておいてくれました。

反抗期の娘には助かりましたね。
そう思うと、親は上手に対応してくれてたのかしら。
ありがたいです。

俳句はね、富士山が素敵 って感じのネタだったんですよ。
お父さん、ごめんね(vv)
親だから恥ずかしかったりで言いたくないこともあるの。

でも実は全く触れてもらえなかったら寂しかったかも。。。

あーもう、次男くん本当に似てる!次男に(ややこし)
今回は裏情報があったから、聞かなかったけど聞いたら、間違いなく「忘れた」が返ってきたことでしょう…(~~;)

でも当日、笑顔の次男くんが見られて良かったね! ちなみにうちはマスク&上着で(完全病人・)友達と延々しゃべってたところのみ、私の心のアルバムに納められました(°∇°;) あ、あと大玉転がしの皆の後を怠そうに歩いてる姿…(~~;)

キャサリンさんのコメント読んで、そうか、そうだよなぁって思いました。
子供からしたらなんか照れ臭い、でも全く触れられないのは淋しい…
くるみさんが、何回も聞いてくれたの次男くん本当は嬉しかったのかもね、私も聞けばよかったなぁ

ちゃりこ父さんへ

はじめまして!ちゃりこ父さんv-22
娘さんとの様子、これから楽しみに読ませていただきます
ありがとうございましたv-353

キャサリンさんへ

e-441そうでしたよねぇ・・・私も自分の事を遠~い目をして
想い出しています・・中学・高校の頃は親の言葉に
素直には応えられませんでしたよね・・
解っていても言わない、言うもんかってe-454
キャサリンさんのお父様は俳句のこと聞きたかったのですね
ただ、その事をキャサリンさん自身が記憶の中に留めているのは
お父様にその時すでに、どこか心の片隅には素直になれないことを
ごめんねっていう気持ちがあったのではないでしょうか・・
何十年たっても、そういう引っかかりがあることは覚えているような気がします・・
そう考えると、次男も私に言った言葉をいつの日か振り返る日が来るのかも
しれません・・そうやって心に種をまいていく日々
今は何にも見えないけれど、いつかフッと想い出してくれる
あれっ?ちょっと希望的観測が多すぎですねっe-446
キャサリンさん大切な想い出をありがとうございましたe-420
また、お待ちしていますe-343

りりせさんへ

息子さんは大玉転がしで皆の後ろを歩いてたe-454
りりせさんの心のアルバム見たい見たい~i-236
きっとね、わたしの心のアルバムと
かぶってる写真がいっぱいだよ~i-184
体育祭も終わって苦手なマラソン大会の季節だね
高校受験も近づいて体中をとげとげにしてるから
半径1メートルには気を付けましょうねe-451
りりせさん、またきてくださいねe-398
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プロフィール

くるみ みるく

Author:くるみ みるく
小5の終わりから始まった体調不良、そして不登校。
学校に行くというあたりまえに思っていたことが、これほど大変なことだったとは・・・。
復学支援をうけ、もう1度歩き始めた子どもを応援して行くために親はどう接していくのがよいのでしょうか。
学び続けることで見えてくるものは何でしょうか。

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