月とカフカと青空と



次男は修学旅行に出発しました

中3の修学旅行が5月でしたから、あれから1年と10か月で

もう高校の修学旅行です

高校生になって一年間を共に過ごした仲間との旅行です


空港が集合場所になっていて

旅行の予定が決まった当初、私に「空港まで送って」って言いました

すぐ傍のスーパーか、最寄りの駅にでも行くように

そんな、いとも簡単に

そしてそれが当然のように「送って」と。


送って行くこと、それは出来ない事ではないけれど

往復1時間半はかかるんだよ・・

そんなことは知った事じゃないって感じだね・・

でも出来る事なら親の力を借りないで自分の力で行って欲しい


空港行のバスがすぐ傍のバス停から出ている事を教えると

「バスは無理や・・この前も間違えそうになったし

全然わからない」と言います

母「誰か友だちと一緒に行って欲しいな

遠いから簡単に送れる距離じゃないし」

そう言うと返事はありませんでしたが

何日かして一緒に行く友だちが出来たようでした

息子の場合、一緒に連れて行ってくれる友だちですね(笑)


旅行の前日、バスの時間を聞くと

私が調べておいた空港へ直行するバスではなく

最寄りの駅までのバスでした

どうやら学校から空港直行バスには乗らないようにという

通達があったようです

そうなるとバス~電車~乗り換え~電車

となって大変そうですが「僕は友だちに付いていくだけだから」と

友だちにヒルのようにくっ付いて行くことを決めていますから

・・・大丈夫でしょう!



8時空港集合のところを

友だちが決めた出発のバスは5時44分発

駅までなら車で送って行くことは簡単なことだけれど

もう友だち同士で約束していることに口を出すこともないね


私が4時半にアラームで起きて洗面所に行くと

既に息子は起きてシャワーを浴びていました

朝食をすませて家を出る時、まだ外は夜のままでした


いつもの朝のように「行ってらっしゃい」と

送り出すつもりだったのに

その暗さに、いつものように自転車ではない様子に

思わず足元にいたカフカを抱いて一緒に歩いていました


息子が並んで歩きながら「何故犬を連れてきたん?」って聞きました

「見送ったら、帰り一人になって寂しいから・・」そう言うと

「ふ~ん」って。


母「まだ暗いね」

息子「ほら、月が出てる」って息子が指さす東南の空には

細く尖った月があって・・そんな風に話していることは

このまま歩いて、歩き続けてもいいのかなあバス停まで・・


母「大通りを渡るとバス停が見えて来るから、

みんなに見られて嫌なら

お母さんから離れて行きな。

お母さんそのまま居なくなるから」


バス停には3人の固まった人影が見えて友だちだと分かりました


でも息子は私との距離を変えず離れて行くことはありませんでした


バス停にいる友だちと合流して息子は笑顔で喋っています

私は友だち3人と挨拶してから離れた場所で立っていました

連れてきたカフカが足元でくるくる回っています


「バスって時間通りに来ないん?」

遠慮して離れていたのに

驚くことに息子から近づいて話し掛けてきます

母「そうね、電車のようには来ないね・・」


3分ほど遅れてバスが来て停留所に停まると

サラリーマン風の人たちが順に乗り込んで行きました


「楽しんできてね!」って息子たちに後ろから声を掛けると

はにかんだ笑顔を残して生徒たちが乗り込んで行きます


一番最後に息子が片手を上げて

「じゃあ!」って言って乗り込んで行きました


思わずあなたに付いてこんなところまで見送りに来て

ごめんね・・でもありがとう!行ってらっしゃい・・


帰り道はすっかり夜が明けて

青天の一日を思わせる青空が広がっています

一緒に連れてきたカフカは歩くのを嫌がって

抱っこ抱っこと手を伸ばしていました

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内緒で持って行った携帯が
どうか見つかりませんように・・














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「きっと上手くいく」という思いが繋いでくれるもの



三男の高校受験も無事終わり一か月余りが経ち

中学校で卒業式がありました


思えばこの学年は何かある毎に天気が荒れます


合宿、修学旅行にキャンプ、入学式、卒業式

台風や大雨や強風に付きまとわれていました


今日も御多分に洩れず

寒風にのって雪が真横から顔面めがけて吹き付ける天候となりました

体育館は足元からしんしんと冷え込んで

春の装いの母親たちを震え上がらせてくれます


しかし卒業式は和やかなさくら色のような温かいものになりました


大人たちの祝辞の言葉は美しく、けれど

どこか空を舞うように掴めずに消えていきます

生徒たちの言葉は削りたての鉛筆のように

しっかりとそこにいる事を刻んでいました


在校生代表が送辞で想い出を語ります

そして卒業生代表が答辞を返します

答辞は周りの人たちへの感謝の気持ちと

在校生への思いやりが一杯詰まった素敵なものでした

最後に卒業していく自分たちは

「きっと上手くいく」という思いで

信じる心を持ち続けるて歩むと語っていました


「きっと上手くいく」そう考えることは大切な事

ただ簡単なようで案外難しいね


起きてもいない事を心配して不安になって

動けなくなったり、諦めたり


「きっと上手くいく」そう考えるようにすると

一瞬、そんな不安を丸ごと越えて行けそうな気持ちになるね

その瞬間がポジティブなイメージを膨らませてくれるんだね

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不安で一杯の高校生生活も
「きっと上手くいく」そう信じる事から始めなきゃね


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プロフィール

Author:くるみ みるく
小5の終わりから始まった体調不良、そして不登校。
学校に行くというあたりまえに思っていたことが、これほど大変なことだったとは・・・。
復学支援をうけ、もう1度歩き始めた子どもを応援して行くために親はどう接していくのがよいのでしょうか。
学び続けることで見えてくるものは何でしょうか。

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