たとえトンビが上空から急に襲ってきても



終業式を終えて次男の高校では補習の一週間が始まっています


三者面談は学校でも屈指の怖さを誇る女性担任で

夏休みは寝てる時間と食べてる時間以外は

全て勉強にあてるようにとの

お達しでした


息子は眼鏡の奥の大きな目の

眼光が怖いくらいに鋭く

先生の事をまるで睨むように見つめていました


小さじ半分くらいの愛嬌の粉を

息子の昼ご飯のレシピに混ぜてやれば良かったなぁ


冗談の一言も出ないやり取りに

傍で聞いていてハラハラです


取り立てて先生に対して生意気な言葉を言う訳ではないのに

あ~っっその顔・・ホントに怖いよ・・


小鼻がピクピク膨らんでは閉じて

単語で返す声の

地を這うように低くて素っ気ない音



息子は想像以上によく頑張って

欠席は食中毒(残念なおにぎり秘話のね)の1日のみ


遅刻も無く、テストで欠点もなく

私としては上出来と

褒めてやりたい気分満々でしたが

担任の先生はパソコンを開いて息子の点数をグラフで辿って

新築中の家で大工さんが電動釘打ち機の音を響かすように

息子に向けてバシバシと絶え間なく釘を刺してきます


そして最後に成績の事から一変して

上空から急に獲物を見つけたトンビのように舞い降りて

「何でもお母さんに全てやってもらっているんやろ!」

と鋭いくちばしで襲ってきました

問われた息子は

「・・ご飯は作ってもらってます・・」と一触即発ムード


先生は「ご飯だけと違うやろ、洗濯は?掃除は?」

息子「・・・・」

先生「お母さん、家で何にもさせてないでしょう

○○くんなら腐ったおにぎり食べそうやと後ろの女子が言ってましたよ」

母「・・・・」

先生「一流の大学に行く子は生活面でもしっかりしているんです」

私はひきつって声も出ませんでした


懇談が終わってからも

その時の先生の言葉や視線が尾を引きます





先生には腐ったおにぎりを食べるような

常識の無いぼんやりしている息子は

家で親が手とり足とり全てをやっているように思えるのでしょう



その通り、お手伝いもさせていません


息子は学校と塾と家で

ただ自分のことをしています


先生からすれば甘い親でしょう

でも息子はただただ

ひたすらに・・自分のやるべきことを

精一杯にやっています


大きな変化のあった時期でした

全てにおいて大きな変化の時でした


見守ることで精一杯の親です



その場で多くを説明できるような

あの機関銃の釘打ち機に対抗する気分には

やっぱりなれない私です

たとえトンビが空中から襲ってきても

私たちはそれを追い払う上で

襲われるべき間違った弱さを思い

しかし自分たちの大切な価値感を

決して失いたくはないのです


にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村

トンビさん
何処か遠くのお空の上で
ピーヒョロヒョロと
鳴いてなさい

スポンサーサイト
line

そっとかけてあげたい金メダル



梅雨明けと共に猛暑の夏の始まる予感の

暑い日が続いています


三男はすでに終業式を終え

クラブの試合で三年生として華やかに散って引退

夏休みモードに入っています

ただし花の中3受験生のやる気スイッチの入る音は

当分聞けそうになく

部屋に響くのはゲームの電子音ばかりです




次男は夏休みまで最後の一週間となりました


8キロ余りの自転車通学(川越え、心臓破りの坂のつづく道)と

先生方の容赦ない勉強への熱意(予習・復習と毎日の小テストという

これまでには無かった習慣)

これらで始まった高校生活を見守るこちらは不安で一杯でした


帰宅部でゲームおたくだった中学生が

その学ランを濃紺のブレザーに着替えて

白い何の色気も無い通学用の紐靴

(スニーカーという言葉すら似合わないほどの)を

黒いローファーに履き替えて

形から高校生になった入学式


その次の日から親の心配を見事に裏切り続け

自転車をひとこぎ、ひとこぎ

あの坂を心臓破りの坂を

歯を食いしばって上って上って

そうやって真っ直ぐに高校生になって行きました


今は素直にその事実を認め称賛してやりたい思いに駆られます


ただ、そこに通うほとんどの生徒が

当たり前という名のもとにしていることだと

理解するように努め(本当はきっと各家庭においては

決して当たり前ではない毎日の積み重ねであると思いますが・・)

心の中でだけそっと

金色に輝くメダルを息子の首にかけてやることにします


最近は制服の白い半そでシャツの

その下に着たTシャツが

まるで洗濯して10秒ほどしか脱水機にかけていないような

全体がくまなくぐっしょり濡れた状態で

脱ぎ捨てられています

その重さは紛れもなく汗で

毎朝学校に着いたらTシャツがそんな風で

それなら着替えを持って行くかと問えば

息子は「みんなそうだから・・」って秒殺却下


周りの事、見えてるんだね

みんなの事、そして自分の事、見えてるんだね


一頃よく聞いたKY、空気読めないっていう心配

もうあなたのチェックリストから削除してもいいんだね


学校が公開したネット上の写真では

何人かの友だちと

顔を見合わせて話してた

真剣な顔で授業を受けていた

クラスみんなで大縄跳びを飛んでいた


それにこの間の夜、寝ぼけて私の問いかけに

「おっけ~(OK)」って叫んでた

きっと夢の中、友だちの誘いに答えていたのね

私は腰が砕けるほど驚いたよ

そんな軽妙でリズミカルな言葉が

あなたの口から出るなんて・・


思春期の重苦しい闇を

一身に背負ったような顔をしている家とでは

きっと別人のようなもう一人のあなたが

そこにはいるのね


決して無理してそうしているのではなく

闘牛士がはらりとかわすマントのように

15歳のありのままの自分たちを

自然に使い分けながら

高校生に変化、そう進化を遂げていると感じます


さぁ、今週の個人懇談

担任教諭と息子と私のトライアングル

どんな息子が見れるのかちょっと怖くて

まあまあ楽しみ

いえ、やっぱりモアザンちょっと怖い



にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村

自転車で鍛えたあげたる腕力で
ペットボトルの蓋 強く締めすぎ(開からんぞ~

line

バスツアーと期末テスト



次男の高校では一学期の期末テスト最終日に合わせて

保護者の親睦を深めるためのバスツアーがあります


今年は京都ツアーでした

京友禅のハンカチ染め体験

川床料理を頂きながら舞妓さんの舞鑑賞

そして錦市場散策という企画

何年か前にも京都観光ツアーがあったようですが

大きな違いは舞妓さん

これで参加者大幅アップだったそうです

食事の席に4名の舞妓さんが来てくれて

華やかに舞ってくれました


曲はお馴染みの「祇園小唄」

舞妓さんって中学卒業してから二十歳までの年齢と説明され

目の前の舞妓さんも年の頃なら17くらい

何とも可愛らしく綺麗だけどあどけなさも残り

・・・それがまた魅力です


息子たちと同年齢の(違ったとしても1つか2つ)舞妓さん


中学を卒業する時に大きな決心をしてこの世界へ飛び込んだんだろう


舞妓さんは芸妓さんになるための修行期間

自分で決めた道とは言え厳しいお稽古や人間関係

本当なら高校生ですからね

そんな事を思いながら舞妓さんの花かんざしやだらりの帯に

溜息の出た一時でした



母がバスツアーを満喫していたころ

息子は期末試験の最終日の2教科に取り組んでいたわけです

旅行では同じクラスのお母さんたち7名にお会いして

私の全く知らない学校の様子を教えて頂きました

男の子でも家でお母さんといっぱい会話する子もいるんです

羨ましい~~~

先生の事、クラスの中の様子などなど・・


家に戻ってから私も勇気を振り絞って(笑)息子に話し掛けてみました

母「今日で(テスト)やっと終わったね~」と精一杯朗らかに

息子「・・うん・・」と言って、普通は1回頭を振るところを2回振りましよ2回!

それ以上何の言葉も無かったけれど、2回頷いたのは

「そうよ、そうよ、やっと終わったんよ」・・・という息子の心の声・・か?

・・そう解釈してあと一言尋ねたいけどこれくらいにしとこか・・

いえいえ、まだ「うん」しか言ってないし・・

母「出来た?」とサラッとねじ込んでみたよ

息子「・・・」また2回頷いて、今度は目を閉じたよ~!!

これは何を意味するんだろうか・・もう言葉が無いし眉間に皺が・・!!!



・・・まっ、いいかっ・・いずれにしてもこれが限界とふみました

あと一歩入ったらきっと地雷畑を走り回ることになりかねない


にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村
舞妓さん だらりの帯も 華やかに
内に秘めたる思い漂う



line
line

FC2Ad

line
プロフィール

くるみ みるく

Author:くるみ みるく
小5の終わりから始まった体調不良、そして不登校。
学校に行くというあたりまえに思っていたことが、これほど大変なことだったとは・・・。
復学支援をうけ、もう1度歩き始めた子どもを応援して行くために親はどう接していくのがよいのでしょうか。
学び続けることで見えてくるものは何でしょうか。

line
最新記事
line
最新コメント
line
月別アーカイブ
line
カテゴリ
line
カレンダー
06 | 2014/07 | 08
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
line
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

line
fc2カウンター
line
フリーエリア
line
アルバム
line
検索フォーム
line
RSSリンクの表示
line
リンク
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
QRコード
QR
line
sub_line