エンカレッジ復学支援のはじまり



エンカレッジでのインテークカウンセリングと呼ばれる初回の面談

上野先生が我が家の支援依頼を受けてくれるだろうか・・

エンカレッジの復学支援が息子には合わないと言われたらどうしよう・・


そんな思いでドキドキでした


このインテークカウンセリングを受けても

必ず支援を受けなければならないという訳ではないので

帰宅してゆっくり考える方もたくさんおられると思います



でもうちの場合は、先生が依頼を受けてくれたこの瞬間がスタートでした



インテークを受けた部屋から出て、緊張の糸もぱっとほぐれました

見送ってくれた上野先生に「よろしくお願いします」と私は手を差し出しました

私の顔には、踏みしめて歩いて行ける確かなものを掴んだ

安心感に満ちた笑顔があったと思います



ようやく、ようやくスタートラインに立てる



進んでいく道が見えるということが

これほどの心の安定をくれるものなのか・・

この先の不安よりも、そう、ここからが戦いであったとしても

戦う相手が何なのかを意識できることは力です



相手のある戦いなら挑みましょう

この目の前に広がった大きな海を泳ぎきって見せましょう

私の拳は心の中で強く握られていました


これまでの、どちらが前なのか後ろなのかすら分からない

あんな苦しい闇の中から抜け出せた思いは

十分にこれからの私たち家族に眩しいほどの光を照らしてくれていました



親は家族療法を学ぶことが始まり

子どもには訪問カウンセラーが派遣されます




インテークカウンセリングから10日目に

初めて我が家に訪問カウンセラーのお兄さんがみえました。


息子はちょうど学校から帰宅したばかりの弟と

ゲームをしていた最中でした


突然目の前に現れた二人のお兄さんたちに

一瞬はっとした顔をしましたが

弟もいたことが幸いしたと思います

カウンセラーのお兄さんたちは

ざっくりここへ来たことを説明して

すぐに子どもたちがやっていたゲームに話題を移して

その場の空気を和ませていきます


私との間にも会話が少なくなっていましたから

お兄さんたちに話をすることはなかなかありませんでしたが

それでも帰られてからの感触はよかったです


友だちに来てもらっても

学校を休んでいることで

元気に楽しくは出来ないということが

息子の身体を蝕んでいましたから・・



そんな気を使う事を考える暇も与えず

訪問カウンセラーのお兄さんたちは

息子の心の向きに身体を合わせるように

ゆっくりと決して無理をせず

でもしっかりと寄り添ってくれました



息子は次第に訪問してくれる日を心待ちにするようになっていきました





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不登校支援グループ「エンカレッジ」との出会い



エンカレッジの初回の面談までに

代表の上野先生の著書「さよなら不登校」を読んで

私たちの気持ちは決まっていました



お母さん方が書かれているブログの声と共に

上野先生の、目次につづいて始まる「はじめに」の言葉が

あの時と同じように今も胸を打ちます



「さよなら不登校」より~

現在、25000人以上の小学生が、110000人以上の中学生が、

学校に行けなくて苦しんでいます。

そして、その何倍もの人たちが、親として、叔父叔母として、

兄弟として、家族として苦しんでいます。

私は不登校児の訪問カウンセラーとして、

そういった皆さんの苦しみを肌で感じてきました。

そしてそれと同時に、子どもたちが学校に行くことができたときの喜びを、

家族の方々と共に味わってきました。

私が、訪問カウンセラーとして子どもたちと関わって、

学校に行くことができた子どもたちは151人います。

そして解ったことがあります。

それは、子どもたちは本当に「学校には行きたい」と思っているということです。

ただ、学校を休んでしまった子どもたちは、時間がたつにつれ、

戻りたくても戻れなくなってしまうのです。

本当はそんなに休むつもりはなかったはずです。

でも、もう自分ではどうしようもない状態になってしまっているのです。

私たちは1人ではどうしようもなくなってしまった子どもたちに、

いろいろな角度からアプローチしてきました。

その結果、151人の子どもたちが学校に戻ることができましたが、

もっと多くの子どもたちにきっかけを与えてあげることができれば、

さらに多くの子どもたちの笑顔を見ることができると考え、

<不登校支援グループ エンカレッジ>を立ち上げました。

子どもは学校に戻れます。

なぜならそれは子どもたちの本心が学校に行くことを望んでいるからです。

私は訪問カウンセラーとして、不登校の子どもを持つ親と数多く接する中で、

次のような悩みを抱えている親があまりにも多いことに驚きました。

「子どもが不登校になり、このままではいけないと思いながらも、

どうしていいかわからない」

「教育機関や指導機関から<待ちましょう>と言われて待ってはいるが、

何も変わらない。もしくは逆に悪くなっているようで不安でしょうがない」

「いろいろな専門家からいろいろな意見を言われ何が正しいのか、

何を信じればいいのか分からなくなっている」

この本は、そんな方々のために書きました。

子どもたちの能力には限界があります。

それを、「待ちましょう」というひと言で、

子ども自身や親に任せてしまうのは酷な話だと私は思います。

ただ、「待ちましょう」とみんながいうから待つのではなく、

いろいろな角度から考え、

お子さんに合った対応をしてほしいのです。

「何をしていいのかわからないことが一番辛いです」と涙を流すお母さんを

たくさん見てきました。

お母さん お父さん おじいちゃん おばあちゃん、みんな辛いし苦しい。

しかし、本当に一番苦しんでいるのは子ども自身なのです。

本人は学校に行きたいと思っているのに行けない、

こんなに辛いことがあってはいけないと私は思っています。
                            2010.4.20初版「さよなら不登校」より


100の不登校の子どものいる家庭に100の苦しみがあり

我が家にも我が家の苦しみがあり・・そして私はいろんな回り道をしてここに着きました

2月の半ばに休み始めてから8か月もの日々が過ぎていました

途中、もう何がこの子のためにいいことなのか

分からなくなり歩くのが怖くなった日もありました


けれど修学旅行での息子のキラキラ輝く瞳・・

絶対にこの子を学校へ帰すと、帰してやらなければと誓ったんです


いろんなことを試して人の優しさに励まされ、又傷ついて

でもそんな一つ一つがあったから

今、迷うことなく上野先生の言葉が胸を打ちます


よく頑張ってきましたね、今日からはもう一人ではないですよと

暖かい手をのばしてくれました


真っ暗闇の足元に灯りがともり、進んでいくべき道が見えました


この人たちを信じてついて行けば、きっとこの暗闇から抜け出せると

おかしいほどに真っ直ぐに心を決めていました

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今年の夏休み



今日は現在のことを・・


この夏休み、息子たちはそれぞれに楽しく過ごしています

大学生の長男は帰らず自由に暮らしてて、電話が鳴ると恐怖です(またお金か

三男はクラブで真っ黒になって、人の2倍は食べてます(3倍かも・・

以前の私ならきっといろいろ口出しして

思春期の息子たちからそれをそのまま人数分つまり3倍にされて返されて

自爆していたでしょう(笑)


次男は完全に夜型・・・

クラブのない彼はいつも12時過ぎに起きて(2時のこともしばしば・・)

ひたすらパソコンとWiiとDSの間を行き来して一日を過ごしています


食事も少ししか取らず

焼肉嫌い、回転寿司嫌い(回転してなくてもね!)ハンバーガー嫌い・・

みんなが好きそうなものは、およそ好きじゃない(全く難しい子です・・はぁ~・・)


好きなものは・・
第一位ラーメン 
第二位白米 
第三位カレー 
どれもシンプルなものがいいようで

ラーメンは麺とスープだけでいい(だけがいい!)

カレーもルーだけで他に何も入れなくていい(

炭水化物で生きてます


家族が1時には寝るのに彼だけは

そこからどんなふうにして

朝まで起きているのか、知るすべもなく・・(いえ、見当はついてます

ただ、明け方5時を過ぎて歯を磨く水音がしてるから、その頃寝るんでしょうね


昨日、二度目の登校日でした

昼夜逆転していても、ちゃんと起きてギリギリの

いつものペースで行きました(よっしゃ~

聞くと問題集は何とかやったそうですが

昨日が期限の読書感想文や詩、税についての作文とかが

全く出来てなく、忘れたということにしたらしい


次回9月3日の始業式に提出がんばってねと声掛けときました(出来るかな~・・)


数学・国語・英語・理科のワークをやってたこと・・

夜中にみんなが寝静まってからやってたんでしょうね(口出ししなくてよかったよ~)



先日お盆で田舎に帰り2泊ほどしました


ちょうどオリンピックで盛り上がってみんな夜更かししてましたが

彼はオリンピックなんてまるで興味なしで

いつものマイペースで同じゲームやってました(ホント飽きないのね・・)

夜中に目が覚めてまだ、灯りの付いている部屋を覗くと

いつも持っているコントローラーをペンに変えて

ワークに取り組む姿を見ることが出来ました(初めて見ました!人知れずやるんだ・・

おばあちゃんが、食べるものもろくに食べずに

ゲーム三昧の様子が気になって何やら言ったような

(・・わかるよ・・言いたくなる気持ち・・ごめんね、こんな孫で・・)


そしたら息子が

「僕は自分で決めてちゃんと考えてやってるんや!」

と言ったと感心(!?)してたよ


そして帰り際、雷雨が少しましになったのを見計らって

急いで車に乗ったのに次男だけが遅い・・遅い・・

何してるのかとおばあちゃんが座敷を見ると

仏壇の前で背中を丸くして

長々と手を合わす彼の姿があったって・・

何をお話し、したのかね・・

あなたによく似たおじいちゃんの遺影が

あなたのことを嬉しそうに見ていたね(きっと・・



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迷走の中から



私たち家族をこの場から、もと居た場所に戻して欲しい

どうやっても覚めない悪夢から、連れ戻して欲しい


今までは、ただ「ふとうこう」と打ち込んで

そこから溢れ出す情報を持て余していたけれど

一歩進んで、この情報の中に生身の体を投じてみよう


これまでは、繋がりの中から情報を求めて動いてきたけれど

ネットの世界の中には、もっとずっとたくさんの

そしてきっと我が家に合った、息子に合った方法があるはずです


見ているだけで飛び込む勇気がなかったけれど

踏み越える怖さはもうありません


いつもメールが届いていた不登校の専門機関に予約を入れ

運動会から8日目の朝10月4日、相談に伺いました


初回90分の相談で

次回から息子を連れてここにきて

今日お話ししたカウンセラーの先生と息子が

ゲームや好きなことをして信頼関係を築いていくことや

分析テストをすることを聞きました


学校に戻すためならどんなことでもやってみると

意気込んでいたけれど、やはり冷静に考えれば

息子を家から連れ出して片道最低4時間の距離を

週に1度でも通うということは至難の業です・・

というか無理な話です



ですがこうして実際に、

動いてみたおかげで

モニターの前で何時間いても

気づかないことや、知ることのないことを

身を持って理解することが出来ました



私はそんな視点からついに訪問カウンセラーという存在を

見つけることが出来ました

「家にいてカウンセラーが来てくれる」

私の持っていたカウンセラーの概念を根底から覆す

目からうろこの「訪問」という文字の付くカウンセラー



いくつかの段階を経てやっと辿り着いた10月12日

電話の向こうの先生はエンカレッジ代表の上野先生でした


私の心はすでに決まっていました

ホームページを読んで行く中で見つけた

この機関でお世話になったお母さんのブログ


息子と同い年の子どもが

不登校を経て学校に戻るまでが赤裸々に書かれていました

自分と同じように、地獄の日々を書き綴ったその言葉には

母親にしか解らない細やかな悲しみや喜びがあり

それらが全て私の中の

細胞の1つ1つに何の抵抗もなく溶け込んで行きました


先生に1日でも早く会いに行かなければ!


そして電話から6日後、10月18日


私はついに、上野先生の前に座っていました


仕事の都合で少し遅れて父親も合流し

やっと踏み出そうとして上げた足をしっかりと

下ろして踏みしめる場所を見つけました



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最後の運動会


「本当は学校に戻りたい」という

心の声が聴けたのに

帰宅して待っていたのは、これまでと何ら変わらない

不登校の日常でした


「学校へ行く」と言ってても

決めた時間になるとしんどさが倍増されて行けない

何とか歩き出して学校を目指しても

途中何度もうずくまり、もうダメだと歩けない

校門までやっとの思いで辿り着いても

「おはようございます、さようなら」・・



どうすれば学校へこの子を帰してやれるのだろう



私の思いは完全に行き詰まり空を泳いでいました



修学旅行から1週間で小学校最後の運動会を迎えました

担任の先生から途中で卒業アルバムに載せる

クラス写真を撮ると聞いていましたが

朝はやはり起き上がれず

息子は途中から父に連れられて来ました



でも体育館の片隅の日陰に広げた

シートの狭い一角に、うつむいて座ったままで

運動場の競技を見ることはありません



弟の出番ごとに写真を撮りに走っても

心はうつむいて所在無さげにしている息子の事が気になって・・


そんな気持ちに蓋をして、太い縄を体に巻きつけ

一番後ろで綱引きの勝敗を握る弟の、その一生懸命な姿に

2人分の思いの丈を込めて声援を送ります


だけど、どんなに応援しても

私の気持ちは次男の暗い顔から離れることが出来ませんでした



お昼休みを挟んで運動会も後半戦


去年はこの昼休みに

息子は正面の本部テントで

応援の言葉をマイクを通して

この校庭に響かせていたのに・・


そんな光景が甦り

胸が一杯になっていく・・



運動会の最後の競技

5年生と6年生合同の組体操



来年は兄弟揃って登場するから

どうやって2人を撮影したらいいかなと・・

そんなこと・・悩んでた・・・去年の私が見えました



6年生の保護者はみんな

最後の運動会の一番の見せ場に色めき立って

最前列に陣取って

子どもたちの勇姿に一心に拍手を送り

シャッターを切り、ビデオを回している




この厳しい残暑の中で

必死に頑張って練習した組体操は

観客の皆を感動させ涙をも誘ってる


私はそんな大人たちを見て

一生懸命拍手を送りながらも

喜びを共有出来ない寂しさを感じていました


同じ場所に居ながら、何処か遠くにいるような

大きな隔たりを感じていました


遠くでうつむいて座っている息子もまた

そこにいる不安を身体全体で表すかのように

小さく、寂しく、哀しい存在に見えました


私はその時はっきりと、自分たち家族が

いつの間にか完全にみんなとは違う世界にいることを

知りました


演技する弟も、それを見つめる父も

拍手を送る私も

うつむく息子と一緒なんです


すっぽりと落ち込んだ空間が

私たちを飲み込んでいる


もう私たち家族の力だけでは

息子を学校に帰してやることは出来ないのかも知れない


誰かこの異次元にいるかのような私たちを

元の世界に戻してくれないか・・

ほんの少し、そう、テコのような棒を差し込んで

力ではなく技のようなもので

この異次元にいるかのような私たちを

元の世界に戻してくれないか・・



第三者の存在を心から求める気持ちが

溢れるように押し寄せました



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修学旅行・清水寺




今朝、二人で修学旅行のバスを追って電車に乗った時には

こんな展開が待っていようなんて想像すら出来ませんでした

夕食前か後のどちらかに

迎えに行くことになることを想定して

近い距離に宿を取っていましたが

それが夕食後であったことに

それだけでも十二分にここまで来たことに

意味があったとしようと思っていました


それなのに、こんなに素晴らしい出会い・・・

「本当は学校へ戻りたい」という大切な気持ちと

私はしっかり出会うことが出来ました




2日目の清水寺は、お昼前11時から12時に参拝し

12時から1時まで昼食・買い物

そして1時に清水坂下駐車場集合というスケジュール


私たちは11時に清水寺入り口で皆を待ちました


2度目の皆との合流とあって

息子の緊張は昨日とは違っていました


昨日の振り切れるような緊張とは違いますが

まだまだ自分の居場所がつかめずに不安が広がって

1日目の疲れに残暑が容赦なく照りつけて

機嫌がどんどん悪くなります



クラスのみんなは栞からすると

6時半に起床して二条城、平安神宮と回っている様子(ハードです!)


予定の時間が過ぎて行くと

しきりに時間を聞いて苛立つ仕草が目立ち始めます

15分近く遅れて皆が到着し

息子がクラスの列に混ざって行きました



周りの子どもたちも昨夜眠っていないのか

かなり疲れている様子で

合流した息子を飲み込むような勢いはなく

それでも仲の良い友だちが息子を列に入れて

話しかけてくれていました(優しいね・・)



音羽の滝の長い列に、うんざりしながらも

並ばずに済ませる子はほとんど無い様子

学問か恋愛か延命長寿かという

まことしやかに囁かれる一口の水の効能に

小学生はその疲れた持てる頭脳フル回転で

究極の選択に挑んでいます(何か、かわいいね!)




清水坂の一角で昼食を皆と取る息子と距離をおき

私は1人で坂を下って行きました


途中の道は全国各地から来ている小学生や中学生

高校生までもが入り乱れる賑やかさが

歩きにくいほどの人垣ではあるけれど

それらは決して煩わしくはなく

むしろ心穏やかに彼らの言葉や行動を

少し離れた時間の陰から覗いているような錯覚を

感じられる一時でした



何気に入った店の中で

何回か家に遊びに来たことのあるMくんを発見

お土産物を真剣な表情で物色中です

「僕のお母さんには、どっちがいいかなあ・・」

と聞き取れる大きな声の独り言・・


その声に触発されたか、周りにいた2~3人の男の子もみんな

「僕もお母さにお土産買うわ」と急にどよめき立つ面白さ・・!


たくさんの品から、自分の母親のイメージをあてはめて行く姿は

私の好奇心を鷲づかみにしてくれました


この子たちの母親にこの場面を切り取って

こっそり送ってあげたいなって・・



何処かで友だちと一緒にいる息子は

何かお土産を見つけただろうか

昨日、京都タワーで買った

キラキラ金色に光る金閣寺と五重塔と同じように

光り輝く清水寺でも見つめているのだろうか・・


あなたの中に眠っている猛々しいまでの不安や恐れを

踏み越えたその先の本当の気持ちに

あなた自身もきっと気づけたはずだよね

素晴らしいお土産が出来たよね・・



担任の先生の声が近づいて

1時が近いことを散らばった子どもたちに告げながら

バスの待つ道を下って遠ざかって行きます・・



私たちは担任の先生に別れを告げて

また、二人きりで帰途につきました



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修学旅行・誓い




宿舎のロビーで担任の先生と別れ

夜の京都の街を息子と歩きました

「お母さんまだ食べてないから付き合ってくれる?」

「僕もお腹空いたわ!」と笑顔です(えっ・・さっき食べたばかりじゃあ?!)

きっと、あんまり食べられなかったのね・・



息子は興奮気味に話します

「夕飯の時、先生が見回りに来て、行ってしまった後に

K君とH君が裸になってね(わぉ~っ!)

丸いお盆を両手に持ってね(わっ、もしかして・・!)

チンチン((-_-;))にこんなにあててね(あれかいな~!?!)

こんなにぱっぱって手を入れ替えて踊ったんやで(お~まい・がっ・・汗)



お盆でそんなことをやったのね・・・(食べてる場合じゃないよね・・笑!)

息子は歩きながら思い出してゲラゲラ(もう、止まらないよ・・)




あの引きつっていた蒼白の顔から

こんなに笑顔になれるなんて・・



友だちは文字通り、身体を張って

笑わせてくれたんです!

それくらいのインパクトで迫らなきゃ

きっと笑わなかったな、君は(涙!)

絶対笑えなかったな、ありがとう(涙!!)



誰かのためにそうしようなんて

考えてした訳ではないのかも知れないけれど

仲間との熱気に息子はしっかり包まれて

懐かしい時間を過ごしてきた



それは修学旅行という非日常が作り出したものだけれど

幻想の時間ではなく、生きている本当の現実の時間だから

信じてもいいですよね・・この確かな感覚を・・!





学校にいて仲間といるということは

こういうことを平気で出来てしまう・・

こんなに笑って涙流して喜んで・・

きっと先生に見つかったら

また、みんなで一緒に正座させられて・・でも

そんなこと、こんなこと、全ては仲間と一緒に育ち合う

学校という場であればこそ・・

学校という場に息子を帰してやらなくては!

何としてでも、もう一度学校へ帰ろうね!!



レストランの丸いテーブルの席で

さっきまでの出来事に視線をやりながら

どこに着地していいのか

その場所をつま先で探るようにしている息子に

あなたの降り立つ場所はここよと

はっきり示してやれるよう私の両手には

自然と力が入るのでした




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誕生日




2年前の今日8月10日

不登校中の夏休みの誕生日だったね



身体のしんどさをずっと訴えて

心の晴れる時はなかったの



一緒にいてもお互いを苦しめあったり

それなのに外出していると

「帰って来て」と寂しがったり・・



不安定な心で誕生日のローソクを吹き消しても

心の闇は吹き飛ばせずにいたよね



イライラしていたのはあなただけじゃなく

わたしの姿そのものでした



あれから2年、今日14歳の誕生日を迎えるあなたは

もう自分でしっかり歩いていますか

もう自分をごまかしていませんか



お誕生日おめでとう

同じ日に生まれたわたしから

今日はあなたの、そしてわたしの誕生日


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修学旅行・辿り着いた本当の気持ち



京都の一番大きな通りの(たぶんね・・)

ど真中で立ち往生した爆煙タクシーが(恐かった~

その後どうなったのかが非常に気になりながらも

何とかホテルの部屋に着き

一息ついて息子の予定を

修学旅行の栞からたどっていました(いま何してるかなぁ


子どもたちはグループに分かれ部屋に入り

夕食の時間までしばらく自由時間・・

そして6時から夕食をそのままグループ毎に

部屋でとる予定となっています


4人部屋が2部屋、8人部屋が1部屋・・

息子の名前は8人部屋にありました

そろそろ夕食の時間だけど・・どうかなぁ



夕食の献立は

茶わん蒸し・ハンバーグ鉄板焼き・エビフライ・ポークウインナー・しゅうまい

鳥のからあげ・スパゲティーサラダ・カニ蒲鉾・錦糸玉子・ご飯・香の物

オレンジジュース・プリン

小学生の好きなものランキングを上位から並べたようなメニューね(笑)



担任の先生からの呼び出しがいつ来るか予想しつつ

お風呂に入る訳にもいかず(ムリムリ

食事に出ることも出来ず(ダメダメ

老舗のホテルのその落ち着いた色調に癒されながら

東側に大きく開いた窓から京都の街を眺めていました(あれが、鴨川


どれくらい時間が経ったのか・・すっかり暗くなった頃

静かな部屋に携帯の音が響きました

「そろそろ迎えに来てください」

息子は夕食まで皆と一緒に頑張ったんだな!

あんなに引きつった顔をしながらも友だちと

同じ時間を過ごしたんだ

1つの部屋で過ごせたんだ

そんなことを思いながら横断歩道を渡って

宿舎となっている会館のロビーに着きました



ロビーで待っていると正面のエレベーターが開き

先生が下りて来るのが見えます

その少し後ろから先生の左腕に寄り添うように

息子がぴったりくっついて下りて来ます



先生が私の方を見て、この日1日で、さらに日焼けした顔に

いっぱいの微笑みをうかべて言いました

「ようがんばった!部屋で友だちと一緒に夕飯食べました!」

先生は他にも息子を褒める言葉を何度も言ってたようでした

だけどあんまり覚えてないんです

私はただただ、隣の息子の瞳に見入っていました



息子の瞳は、それはそれは美しく光り輝いていたんです

もう何年もこんな美しい瞳を見ていなかった気がします・・

そして心から湧きあがる思いが、息子の口から溢れました

「楽しかった!」


ずっと待っていた瞬間でした

ずっと聞きたかった言葉でした



私は言葉の向こうにある息子の本当の気持ちに

やっと辿り着きました

「本当は学校へ戻りたい」

彼の美しい瞳は、私にはっきりとそう告げていました


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修学旅行・こんなことって・・



金閣寺前からタクシーに乗った私は

緊張して固まったような息子の顔を思い出していましたが

全てを任した今となっては

もう「あとは野となれ山となれ」の心境でした

私たちの今の状態でこれ以上悪くなることはないのですから・・


ここからは私が1人宿をとったホテルに着くまでの珍道中(汗)



乗車したタクシーの運転主さんは

一人旅ですか?いつまでいるのですか?

京都は小さなお寺を回るのも楽しいですよ・・

といろいろ話しかけて下さいました(いいおじさんね!)



まさか、息子の修学旅行の同伴ですとも言えずに話を聞いていると

そのうちにタクシーが路肩に止まりました(えっ!?何!?)

そしてエンジンを止めました(怖いよ~!!)


まだ着いていないのに・・おかしいなあ・・と思っていると

運転手さんはまもなくエンジンを掛けようと

試みています・・が、なかなか掛かりません(頑張れ!おじさん)



どうやらエンジンの調子が悪いよう・・(大丈夫か~?)

何とか掛かって動きだしましたが・・(嫌な予感)

10メートルも行くと・・

どうみてもボンネットの左右から白い煙が上がっています(ありえへんし~)



それでもタクシーはそのまま大通りに出て行きました(もはや恐怖)

片側5車線ほどある大きな通り・・

息子が泊まる宿舎が見えてきて乗ったと思われるバスが止まっています

黄色い帽子の子どもたちが何人か見えました

そちらに気を一瞬とられて

またすぐタクシーの前方に視線を戻すと

白い煙は倍以上に増えて、これはもうどう見てもヤバイ状態です(爆発するんちゃうの?)


丁度信号が赤になり止まりました・・が

それを最後にもうタクシーのエンジンは

運転手さんがどんなに頑張っても掛かることはありませんでした(どうなんの~?)


大通りのど真ん中でモクモク煙を上げるタクシーから降り

歩道まで誘導してもらい、ここから歩いて下さいと言われ・・(お金きっちり取られたよ!)

まさかのタクシーの状態に

この旅が付いているのか、いないのか・・(こんなこと、まずないよね!)

考えながら中途半端に長い距離を

ホテルまで歩いたのでした(見えてるけど意外に遠いのね・・はぁ~

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修学旅行・いざ金閣寺



私たちは、奈良経由で京都に到着する学校の皆よりも

一足早く京都に到着しました


駅前から5分ほど歩いて、調べて行った有名な

京都ラーメンの店に入るのを楽しみにしていた息子です


そこでお昼をとり、駅前の京都タワーに上ります


望遠鏡を覗いた先の、輝く塔や不思議な形の建物に

興味を示す息子の姿に、ほっと一安心してお土産のコーナーに進みます


息子の大好きなキラキラと金色に輝く置物がたくさんありました


その中から五重塔と金閣寺が欲しいと嬉しそうに話す姿は


まだまだあどけない12歳の少年です



この半年まともに外出もせず太陽にあたらない生活で

すっかり色白になった肌は、その痩せた体と相まって

悲しいくらいに弱々しく・・

でもそんな外見の弱々しさから想像も出来ない猛々しさが

彼の中には確かにありました



この子の中に眠っている

不登校という闇が作り出した猛々しい不安や恐れが

どうかもうこれ以上暴れることがないようにと

京都じゅうの観音様に

一心に手を合わせていた母でした



約束の時間が近づくと、やはりどんなに願っても

それらは息子の中で暴れ出し険しい表情を作っていきます

その険しさをはっきりと感じてはいたけれど

気づかぬふりしてタクシーに乗って金閣寺を目指します



金閣寺は修学旅行の団体で賑わって

息子の学校と同じ黄色い帽子をかぶった子たちが

次々近づいては通り過ぎて行きました



息子の緊張の針は振り切れて、心なしか涙目に見えて

顔色は色白を通り越してしまっています


担任の先生からの連絡で

もうそこまで来ているらしいクラスメートたち


その時向こうの方から「〇〇くんや」「〇〇くん来た~」

と息子の名を呼ぶ声が聞こえました


あっという間に大勢のクラスメートに取り囲まれて

その渦に巻かれながら消えて行く息子


私は距離をおいて付いて行きましたが

そのうちすっかり見失い、これでいいと諦めて

傾きはじめた厳しい夕日から

隠れる場所を探してぼんやり座っていました


気が付くと人影もまばらになって・・

どうやら閉園時間のようです


もう息子は皆と一緒にバスに乗って

行ってしまったのでしょう



緊張と興奮のピークから急に訪れた静寂・・

やっと喉がカラカラになっていることに気付いて

水を買うために入ったコンビニで

息子の好きなカードを見つけて

置いたり取ったりしながらやっぱり買って

喜ぶ顔を想像しながらタクシーに乗り込みました



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修学旅行にむけて



二学期のスタートから僅か二週間で

修学旅行が予定されていました



小学校の修学旅行に行けないなんて



息子は小学校生活の最後の一大イベント

思い出に残るこの旅行に参加できずに終わるのか・・



このままでは哀しいかな・・それが目に見えていました




何とかして参加させてやりたい



いつか、いつの日か学校に戻った時に

小学校の修学旅行を皆と語り合えるチケットを

息子にも持っていて欲しい

持たせてやりたい・・・

なんの役にも立たないチケットかも知れないけれど

母はあなたにもうこれくらいしかしてあげることを

思いつけなくて



いろんな想いが、もちろん勝手な母親の思いに他ならないのですが・・

何とか参加させてやりたいという思いが募って行きます


息子は届けられた就学旅行のしおりを

チラリと横目で見ただけでした


口では「行きたいな・・」と言ってましたが

そこには「行きたいけれど行けないだろうな」という言葉が隠れていました


本人に任せておいたのでは当日になって

起き上がれないのは目に見えています


私は何度も学校に行って母親の思いを話し

息子に無理のない範囲で楽しめる方法を先生方と考えました

そして息子に選択させながら彼が目的を達成できるような

旅行の計画を、息子を中心にして組みました



「皆と一緒にバスに乗るのは辛い」という一番の息子の思いを聞き入れて

往復は電車で二人で移動することにしました


一日目は金閣寺、二日目は清水寺と

それぞれの日、一か所だけ皆と合流することに決め

夕食や宿舎での滞在時間などは息子の様子を見ながら先生に任せ

いつでも迎えに行ける距離に宿をとりました


旅行の2日ほど前に、担任の先生に旅行の説明を自宅で

本人にしてもらい旅行へのテンションを引き上げてもらいました

息子はもう友だちと5か月近く話してもいません

旅行に対する期待は膨らんでも

人に対する不安も膨らんでいました



この修学旅行が母子二人の旅行になって

友だちや先生方と一緒の時間を楽しめないかも知れない



それでも家から出て、電車に乗って

一緒に食事をとり、いつもとは違う環境に身を置くという事だけでも

今の私たち親子には確かに意味があるはずだから



そう考えて肩の力を抜いて

子どもの修学旅行に同伴するというまさかの事態を

楽しんできましょうと

二人で電車に乗って京都に向かいました


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もう一度、学校へ



適応指導教室も児童精神科の治療も上手く行かず

また振り出しに戻りました



もう半年が過ぎていました



すでに母子登校で疲れがピークに来ていましたから

精神的な疲れは焦りや不安を増長させていくので

自分のしていることを「それでいい、頑張っている」と

認めて欲しかった



不登校ということに可哀そうにと同情したり

同じ悩みで慰め合い共感し合うのでもなく



迷いながら結局振り出しに戻ったことも

それでいいのだと、いえ、間違いじゃないと

認めて許してほしかった



それには、一般的な不登校への「待ちましょう」という考えが

免罪符のように思えました



決してそれで満足している訳ではないのだけれど

もう進む道をみつけることをネットの膨大な情報の中から

読み取ることが出来ずにいました


私は自分に都合のいい情報だけを受け入れて

泳ぎ疲れて流木にしがみつくことで

疲れを癒すように時間を過ごしました



回りの世界も夏休みで、学校という毎朝の息子との駆け引きから

しばらく時間も止まってくれているようでした



でも流木は流されて、結局は流されて

岸に這い上がれぬままにいたことを

夏休みが終わる頃に嫌でも気づかされました



あんなに楽しそうに笑っていた息子が

また、よれよれと階段を這うように歩き出し

始業式にはやっぱり、多分、おそらく、絶対行けません



そんな予感が的中しても

もう悲しくもありませんでした



私はそんな風に不登校という事実を受け入れながら

それでも、僅かに何処かで

「こんな毎日は本当の世界ではない 」と

それを100%受け入れられず・・・




そして、やっともう一度、学校への道を探り始めました




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プロフィール

Author:くるみ みるく
小5の終わりから始まった体調不良、そして不登校。
学校に行くというあたりまえに思っていたことが、これほど大変なことだったとは・・・。
復学支援をうけ、もう1度歩き始めた子どもを応援して行くために親はどう接していくのがよいのでしょうか。
学び続けることで見えてくるものは何でしょうか。

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