繋がりから出会いへ



冬休みも過去になり学校が始まってリズムが出てきました

次男なりのマイペース・・

名ばかりの美術部とはお別れするようで・・

ひたすらゲーム命とばかり直帰してはすぐにコントローラーを握っています



先日、何かのタイミングで次男の手を見ることがあり驚きました

指にコントローラーに触れていることで出来ると思われるタコが

大きなみごとなタコです・・みごとすぎて言葉が出ませんでした・・

毎日毎日積み重ねるということがこんな結果を生むのですねぇ・・



この積み重ね・・これほどまでの根気・悪く言えば執着を

好きなことには発揮できる力があるのだと

いまは解釈しておきましょう



そしてmixi不登校~復学を目指す親の会を通して知り合ったお母さんと

お会いする機会がありました


初対面でしたが同じ中2男子の母

そして不登校を経験し復学支援を受け家庭教育を学んでいる

という共通の立場で話が弾みます


その息子さんもゲーム好きの帰宅部ということでさらに話が弾みます


あの子たちゲーム命のまんま大人になっていくんやろねぇ

そうよねぇ・・今は私たちの頃と違ってそういう大人いるんだって・・

仕事して帰ってきて「あぁゲーム出来る~!」ってよろこぶ旦那さんって

若い夫婦にはいるらしいよ~

休みの日に一日中コントローラー握っている父親って・・どうだろね~

まぁ、母親に言われても止めないことでも嫁に言われたら止めたりして~(笑)

その前に、結婚できるとは思えないけどね・・そんな生活じゃ・・(笑)



こんな会話が私たちの間で飛び交いました



復学支援を受けた機関も違い

暮らしている土地も遠く離れていて

全くの初対面でありながらも

こうして2時間余りをたっぷりと共有し合えたことは

他ならぬ話の中心に上がった息子の不登校がご縁です



このmixiで今もたくさんのお母さんたちが

お互いを認め合い、共感し合い、時には厳しい言葉で支え合い・・

子どもを学校という場で成長させたいという思いで集まっています



そしてこうして実際にお会いする機会を作ることで

さらに楽しみとして昇華していく・・



コントローラーを握りしめる世界からの広がりを期待し

そして中3受験生となっていくお互いの息子たちの明日を願いながら

再会を固く約束しあった母たちでした


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サンフラワーさんありがとうございました
急な誘いを受けてくれて感謝しています


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卒業・そして中学生へ



2011年3月、復学して2か月での小学校の卒業式


不登校中、毎日のように学校が終わって

5時から6時の間に担任の先生が

息子の顔を見に来てくださいました


息子は先生には申し訳ないのですが会うのが嫌そう・・

玄関チャイムが鳴るとため息をつきます

でも玄関先に出て行き会っていました


息子と話して彼が家の中に入ったら

私とも少し話を・・そんな中、何度か先生は言いました

「お母さん、卒業式には首に縄をつけてでも連れて行きますから、安心してください」


先生は良心でそう言ってくれているのはわかっていました

でも、私には言葉巧みに息子を連れ出し学校の敷居をまたがせたところで

何の価値もないこと・・

保健室に逃げ込んで白いぶ厚い布団の中で

涙を流す息子の姿が容易に想像できて・・

夏を過ぎるころには卒業式という華やかな式典からは

随分遠い所にいる私たちが

この先そんな場所に戻れるとは

このまま時間をやり過ごしていては

到底辿り着くことは出来ないと感じ始めていました



あれから、エンカレッジの復学支援を受け、復学し、継続登校し

卒業式を迎えることが出来たのです


たくさんの生徒の中に混じって、みんなと何ら変わることなく

卒業生の一員として、息子は体育館の舞台上で卒業証書を受け取っていました


あの日感じた卒業式への違和感は、もう何処にもありません


ここに戻れた喜びをきっと誰よりも息子自身が感じていたことでしょう



そのあと3週間ほどの春休みを隔てて、彼は中学生になりました


黒い詰襟の学ランを仕立てて臨んだ入学式

小学校は2クラスでしたが、5クラスに増えました

クラスの4分の3は知らない子たちです


息子が新しい世界へまた一歩踏み出す時がやってきました




あたりまえであると思ってきたことが

あたりまえでなくなった日を過ごし

あたりまえであることの喜びを握りしめ

あたりまえということに尽力してくれる人たちの

決してあたりまえではない

情熱と技術とそして愛情と・・


あたりまえが消えた日から

あたりまえでは得られなかった毎日に

心からありがとう

そんな言葉があなたから

また、あたりまえのように聞ける日がいつか

来ますように・・


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欠席からの学び



6年生の3学期の始業式に約11か月の不登校から

復学支援を受けて学校への復学を果たした息子は

危うげながらも休まずに学校のリズムに戻っていきました



卒業式を目前に休んでしまいましたが

風邪からの体調不良で一日の休みで長引かずに終わりました


とはいえ休んだ日はゲームは禁止ということが

息子の中では、納得しつつもやはりゲームがしたいという欲求をおさえきれず

私に「もう明日は絶対行けるからゲームさせてよ!」ってそれはしつこく

背中にくっつくようにして言ってきます



「休んだらゲームは出来ないよ」それ以上余計なことを言うと言葉尻をとらえられ

屁理屈で攻めてくるので出来るだけ距離を置いて・・



本来、風邪を引いて休んでいるのですから

しっかり休息して身体を休めることに徹しなければいけません


ゲームなどをして疲れてしまっては休んだ意味がないです


正論で正面から諭しても

この頃の息子はただただゲームをさせてくれないことへの

反発が先に立ちそれが母親への反発に乗っかってくるので

「休んだらゲームはしないという約束です」で通すのが得策でした



でももっと大きくなったら自分で自分をコントロールできるように・・・

休んで病気が治ってきて退屈になってきたらきっとゲームをするでしょう

ゲームを始めるということはもう休まないという事を

しっかり解って、安易な選択で休んでしまう生活を続けることがないように・・



不登校を経験している息子を持つ私には「休む」ということが

子どもにとって大事な境界線に見えます

たった1日の風邪と思われる休みであっても

神経はビリビリ逆立って

そんな境界線上を歩きながらのゲームは恐ろしかった・・


あれから1年9か月・・

今週は風邪をひいて週の半ばに休みました

金曜日も休んだので土日はゲームやパソコンは禁止

・・・としたいところですが・・・彼の思いに任せることにしました

境界線上でカップラーメン片手にゲームを始めます


パソコンダメ、ゲームダメとは言わないけれど

自分のしたことに責任がもてるように・・


もう身体は大丈夫、いつもより考えて時間も短くして出来ますという

彼を信じて任せてみました


我慢させることが足りないかと複雑ですが、息子の場合

信じているからあなたに任せるよとプラスのメッセージを

送ってやることで次に繋がる成長を期待できると思えます


失敗してまた、月曜に休むという最悪なことになっても

それはあなた自身の失敗だねと考えさせることができます


そこで失敗を受け止めて、初めて見える世界こそ

息子の経験からの世界ですから、きっと胸にストンって落ちるでしょう・・

イエローカードを引っ込めた代わりにレッドカードをきれますね



境界線と感じていたお休みも

いろいろ考えながらもこうやってまた少し

私の手から離していけるのは

欠席したことからの学びを彼自身が

受けとめられると思えるほどの継続登校の時間を積み重ねたから

そう信じてのことだというメッセージを受け取ってくれますように



でも確かに心は離さずに彼のことみていますから


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継続登校を支えるために



復学してからの毎日で、朝の声掛けは本人の希望通り

初めは10分おきに時間を告げていました


なかなか起きない様子に、時間だけを淡々と告げながらも

だんだん感情移入してしまい言葉に力がこもったり・・

朝の忙しさで声掛けの時間が少しずれたりして

息子に逆切れされたり

それなら母をあてにせずにいて欲しいのに・・

毎朝ギクシャクしてました



ところがゲームのおかげでこの朝のやり取り

実にスムーズなものになりました


学校へ行くまでの時間、ゲームをするのです


少しでも長くゲームが出来るように

準備(歯磨き・朝食)は超特急です


1度目の声掛けで飛び起きるようになりました


声掛け以前に誰よりも早く起きることも


起床・朝食・ゲーム・準備・登校・下校・ゲーム・夕食・入浴・ゲーム・就寝

こんなルーティーンで動いていました


休みになれば起床の次は就寝まで全てゲームゲームゲーム


食べることなんて二の次ですから・・


食事も揃ってテーブルには着けません

オンラインゲームで見えない仲間が集まってるし

1人さよならは出来ないのですね


しばらくは、待っていた時もありましたが

待っている側の精神状態に悪いのでやめました


でも本人に任せてみることで

そこから生まれる親子関係もあるものですね


ここぞという揃わなければいけない日には

ちゃんと席に着いていましたから


自分を信じて任せてくれていると

感じていたのですね


事の善悪や何が大切かを判断できるようになるために

小さなことには目をつぶり

こちらも信じて見守れるようになりました



這えば立て、立てば歩めの親心・・この言葉を少しもじって

復学すれば継続登校

継続登校できればその先へ・・って感じ・・

親心の名のもとに過干渉・先回りが出てきます・・



先のルーティーンにはまっている息子

あまりに休みの日がゲーム漬けで見ていられずに

何とか外に連れ出したくて

夕食を食べに行こうと誘ったり

景色のいい海岸へ連れ出したり・・

とにかく家から出したくて

あれこれ過干渉なこと・・


息子はあからさまに迷惑顔・・

それでも私は気づけずに

頑なに外出を拒む息子が嫌でした


早く家に帰ってゲームがしたいと額にしっかり描いている

そんな息子が悲しかったり・・全く自分本位な母でした


先生のお話しで、そんな自分に行き当たり

どうしても抜け出せない過干渉に

苦しんで凹んで落ち込んで・・


そんな時、昔、息子が言葉を話すのが遅いと感じていた時

すぐに保健所に連絡しなさいと

教えてくれた彼女と会うことができました


いつもはっとすることを、きっぱりと的確に

語ってくれる人・・


私は息子が不登校になっていたことや

支援を受けて復学したことを話し

又同じ先回りの過干渉をしてしまうことに

すっかり凹んでいることを話しました


こんな私にでも良いところはあるのだろうかと聞いてみました

もしこんな私の中にも、ほんの僅かでも自分にも納得できる良いところがあるのなら

この落ち込みからそこを手掛かりに這い上がれるかもしれないと・・

そんな思いで尋ねてみました



「あなたは、そうやってその先生の言葉を

正面から素直に聞くことが出来る

そうやって落ち込むことが出来る

それこそがあなたのいいところなんだと思うよ」


この言葉が私を救ってくれました


ありがとう、もう1度やり直す!

ありがとう、何度でも諦めない!自分自身をやり直すね!!


いつか息子たちが

あの角を曲がって

私の声の届かないところに行ってしまっても

ここを忘れないでいてくれる

そんな家を作ります

いえ、作れたらいいなぁ・・



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継続登校の支え2



学校を休んだらゲームは出来ないという図式こそが

彼の継続登校を支えていると思ってた・・だけど


それだけではなかったようで・・


私が思っているよりもはるかに

息子はたくさんのことを感じられるまでに成長してました


「学校に戻れたのは訪問してくれて支えてくれたあの人たちのおかげやなぁ・・」


ぼそっとつぶやいた彼は

もう自分のやり方だけで生きていた領域と

しっかり決別し、抜け出してきていました



音もたてずに知らぬ間に

気づけば私の背をおい越していたように

ちゃんと考えて、人を思いやる大切な感情が

小さいけれど芽生え育っていました


復学してしばらくした頃、学校で書いた作文に

そんな彼の何気ない、けれど確かに暖かいぬくもりを感じます



「僕が学校に行けなくなった時

お母さんは僕を連れて何回も病院に行きました

病院の先生は小児科のお医者さんで

僕にとてもやさしくしてくれました

僕も大きくなったらあの先生みたいな小児科のお医者さんになって

やさしく病気の子をみてあげたいと思います」



今ではもう忘れてしまったかも知れないけれど

胸の中に自然にわいた恩送り


やさしい感情に包まれた恩送りを

どんな風に形を変えても

胸に持っていて欲しい


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プロフィール

くるみ みるく

Author:くるみ みるく
小5の終わりから始まった体調不良、そして不登校。
学校に行くというあたりまえに思っていたことが、これほど大変なことだったとは・・・。
復学支援をうけ、もう1度歩き始めた子どもを応援して行くために親はどう接していくのがよいのでしょうか。
学び続けることで見えてくるものは何でしょうか。

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