初めての笑顔のツーショット




この春中学を卒業した次男

卒業式は厳粛な雰囲気の中進みました

クラス毎に担任の先生が名前を呼ぶと

一人ずつ「はい」と返事をし起立していきます

男子の声はもうすっかり子どもの声から入れ替わって・・

低く太い声が体育館に響いていました


卒業アルバムが配られた卒業式の前日

生徒たちはアルバムの余白にお互いにサインをし合ったり

お世話になった先生に一筆頼んだりと

楽し気な放課後の時間を過ごしていました

私は子どもたちが過ごした校舎を掃除するという

PTAの企画に参加していたため

そんな子どもたちの様子を目にすることが出来ました



アルバムの白いページは沢山のメッセージで埋め尽くされるほど

皆、各教室を走り回ってサインをし合っています

2時間以上そんな時間が流れ

やがて放送が入りました

「学校に残っている3年生、名残惜しいとは思いますが

そろそろ帰宅しなさい」

この放送の後も廊下で語り合う女子たち

そして教頭先生の前には

サインを求める生徒の行列が出来ていました



こんな風に友だちや先生と繋がりをもって

笑顔ではしゃぐ中学生がとっても眩しく見えました



この中に次男がいてアルバムを持って皆と走っていたら

感無量だけど・・やはりそれはありえないこと・・

彼はホームルームが終わるや否やダッシュで帰宅していました



掃除を終えて家に帰るといつものようにリビングに置かれた緑の通学鞄

尖ったナイロンの側面が卒業アルバムの所在を教えてくれています

そっと開いてアルバムの最後のページを覗いてみました

綺麗な真っ白なページ



息子にはサインを求める友人はいないのだろうか

先生って慕う人はいないのだろうか



そんな想いが心の隅っこにくすぼりながら

卒業式は予定通り進行し

体育館から出た卒業生は一旦、各教室に入り

保護者は玄関前のホールで花道を作って子どもたちを待ちました

やがて教室から出てきた生徒たちは涙で顔を伏せたり

満面の笑みだったりと、それぞれの面持ちで

拍手の花道を通りすぎて行きました



その中で見つけた次男は

予想よりずっと楽し気で

笑っているように見えました



「学ラン姿も最後になるから

一緒に写真撮れたら嬉しいなぁ」って今朝伝えておいたけれど

きっと今日も速攻で帰ってしまって、もういないんだろうね・・



もし花道の向こうに息子が友だちといたら

どんなにか嬉しいのに・・


そう思いながらも

妙な期待は自分の首を絞めること90%は諦めていました



卒業生と保護者がいっぱいの正門前

その片隅のグランドのフェンスの前の

5~6人の男子の塊に確かに息子が混じっています



笑ってるし

楽しそうやし



そこからは空前絶後のオンパレード

息子は友人たちと写真に納まったり

担任の先生とのツーショットにも満面の笑み



そして私との笑顔の写真も撮れました


息子は手に持った黄緑色の折り紙のバラを自分の胸の前に置き

白い歯を見せて笑っています

こんな写真撮れるなんて夢にも思っていなかった



卒業アルバムの真っ白なページ

ただ私にはこの日の眩しい笑顔の息子が

見える気がします


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笑ってる写真が
心から嬉しい母でした














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卒業という節目をこうして穏やかに迎えられる喜び


もう3月・・学校の予定表をよく見ると

休みの土日をはさんで月曜日は卒業式


今日で中学校生活は最後です


この3年間、ゆっくりのスタートから息子は中学生になっていきました


荷物が重すぎてリュック型の鞄だと立ち上がれなかった入学当初

直に置き勉を覚えて空っぽの鞄に

お弁当だけ入れて行くようになったね


そのお弁当も食が細くて殆ど食べずに

白いご飯だけでいいって言い出した

好き嫌いが多くて難しかったけど

今じゃ初めて食べるものにも

挑戦してみようっていう姿がみれるよ

これは嫌いだろう食べないだろうと

親の考えで決めつける必要はなく

それは子を思う愛情を越えて

子どもの世界を奪いかねないと言うこと


急に食べ始めた

牛乳やチーズには

かなり驚かされたね

そんな想定外なら大歓迎だよ



休まずに継続登校出来るか親の力が問われました

小学校の近さからすると随分遠くなったのに

自転車通学が許可されない絶妙の距離で

毎朝テンション低く

「行ってきます」が聞けるかハラハラしてた

飲み込んだ言葉の数知れず

途中でやめた意味不明な言葉、山の如し

小さな失敗を沢山経験し

自分の世界を自分の足で立っているね



名前だけの美術部で2年間を過ごして

このままもう一年

幽霊部員でいれば内申書の上だけでも

三年間美術部でしたってことになるのに・・

そんな親の受験への下心を

いともあっさりと切り捨てて

中3からは名実ともに帰宅部に(笑)



スポーツと言うものから一番遠くにいるような

筋金入りの帰宅部は

毎日速攻で帰宅して

ペットボトルの転がったラーメンの匂い満載の部屋で

ゲームに没頭してました


それでも身長はスルスルとよく伸びて

すっかり母を追い越して

生意気盛りの斜に構えた顔面は

青春のシンボルのでんぼ満開

毎朝ギリギリの起床なのに

これでもかと言うほどの丁寧な洗顔

ホントここはよく頑張りました!!

次は髪の毛に櫛を入れるという作業を

覚えてくれることを期待します


受験の声が聞こえ始めた中3からは

ゲーム友だちも家に来ることが無くなって

由緒正しいゲームオタク生活に(涙)

寝食を忘れて打ち込んだモンスター狩り

あなたは「神」と友だちに呼ばれて

「豚もおだてりゃ木に上る」・・

しっかり天辺まで上ってた(爆)



「勉強している姿は絶対見せない」

・・ってツルの恩返しか・・(笑)

「織物をする姿は絶対に見てはなりませぬ」みたいな!

どこから降って湧いたかというポリシーを貫いて

頑張っていた・・らしい受験勉強

三年生の成績はこれまでのものとは考えられないくらい上げてきた

内申書が一年生から入るって

もっと早く知りたかった?

お母さんは思うよ

ああやってゲームに没頭してきた時間もまた

今のあなたを作っているんだと



今日で最後の中学生弁当

昨夜は早起きして豪華に「有終の美」を飾ろうかと

企んでいたけれど

起きてみればしっかり普段通りの時刻で

全く普段のお弁当

小松菜と小海老の炊いたん

牛肉の甘辛煮

ソーセージの炒めたん


小学6年生での11か月の不登校から復学し

もうすぐ卒業式を迎えます

息子15歳、春爛漫



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お世話になった先生方
そして支えてくださった方々
感謝の想いをこめて
ありがとうございました



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緊張と不安の壁を越えて手にした「サクラサク」





父がショートステイ先の介護施設から心肺停止状態で病院に救急搬送され

そのまま別れとなり10日が過ぎ、次男の高校受験が迫っていました


塾は英語・数学・国語の3教科を別々の3か所で受けているため

時間が複雑で、もう私が把握できる範囲をすっかり越えていました


息子は学校から帰るとテレビとゲームとお昼寝ならぬお夕寝(!?)を駆使しながら

それでも時間がくればすっくり起き上がり出掛けて行きました


痩せたひょろっと背の伸びた

でも猫背で姿勢の悪い息子の後ろ姿は

きっと誰もそうは思えないだろうけど

自分の目標に向けてしっかり歩む姿であり

それは、父を亡くした疑問や喪失感でいっぱいの私を

優しく勇気づけ励ましてくれるものでした



夫は息子の受験を私以上に、いえ私の何倍も心配していました

受験の前夜も試験に向けて父親から息子にあれこれアドバイスが飛びます

息子は静かに聴き、そして答えます


最後に夫の「おまえ、緊張しているか?」の問いかけに

その場の重苦しい空気をバッサリ切り裂くように

「むしろ楽しみ!」って言ってのけて

・・私は驚きで思わず笑ってしまいました

なかなか肝が据わってるやん(笑)



翌朝、息子は自分で早く起きて準備して

用意した朝食をしっかり食べていました


「脳は糖分が不足すると集中力を欠くから試験の休憩時間に食べるように」と

夫が持ってきたチョコレート3粒


そこから2粒を取って学ランのポケットに入れました

父親の言う事をしっかり守っています!(驚)


その時、もう片方のポケットの中身を机の上にいったん出して

またしっかり元通りに戻したのですが・・・

それは兄から貰った学業成就の可愛い水色のお守りと

初詣に一緒に行った氏神様で頂いた白いお守りでした



駅まで車で送ると受験校が準備した大きな観光バスが

駅前に何台も並んで受験生を待っていました

息子は1人でその列の一番最後に並び

大勢の中学三年生と共に出発して行きました


ガンバレ!自分を信じて!!





むしろ楽しみ・・そう言い切った息子も

試験の後、英語が難しかったことや

時計が部屋に無くて時間がわからなかったこと

挙句の果てには、すべり止めを受けておけば良かったとまで

私に不安をあれこれ話してきました



口数の少ない息子がこれほど話してくることは

めったにないこと


彼の不安の大きさを感じてこちらもドキドキしましたが・・

平静を装って

ただ聴いて相槌うって、また聴いて・・


発表前夜は顔半分に黒い斜線を書いた表情で

心細そうな声で「合格してるかなぁ・・」って。


それはまるで悲鳴のようで

むしろ楽しみと言い切った息子は何処へ行った?

本当は私もずっと不安の言葉を投げられて苦しかったけど

力強く言いきってやりました

「大丈夫!絶対合格してる!!」



息子は一瞬ハッとしたように私を見て

そしてもうそれ以上不安を口にすることは無く

翌朝は普段通りに登校して行きました



学校で友達の携帯から発表を知った息子は

嬉しそうに帰って来て

午前中に届いた封書を慎重に開け

合格通知を手にしました


久しぶりに、本当に久しぶりに見る

輝く笑顔・・


よく、がんばった!



「よかったなぁ、よかったなぁ」って

私は息子の右腕を何度も何度も握っていました


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サクラ咲きました
応援下さった皆様
本当にありがとうございました



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小さな喜び




今日1月8日から3学期が始まりました

お正月中ずっといいお天気だったのに

朝からけっこう本気降りです



息子たちは2学期の頃より5分くらい早く起きて

用意しておいたお雑煮もどき(焼き餅に青菜を添えて出汁をかけたもの)

を食べてそれぞれに出掛けて行きました



無事に始業出来たことに感謝です



息子たちが出た後、次男が出してきたゴミがキッチンにありました


お弁当の空容器と炭酸の缶やペットボトル


息子の部屋にはほとんど入りませんが

次男は独立した個室ではなく

リビングの延長線の部屋にいるため

中が丸見え状態



それはそれは恐ろしい風景です




足の踏み場を捜しながら

机の上を覗くと

もう何か月も行方不明だった私の大切なマグカップ発見・・

わぁ~ここにあったんだ~って喜んで手にすると

コップの中に残った正体不明の液体に

青黒い丸いブツブツがぷかぷか浮いていました


その液体への恐怖とマグカップへの哀愁に凹みながら

ふと机の片隅を見ると・・何とも言えない光景を目にしました



ハンバーガー屋さんでくれる紙ナプキンの上に

「学業守」と書かれたうす水色の可愛らしい小さなお守りが

ちょこんと置かれていました

小さな喜び



これは長男が帰省した時、弟に手渡していたものでした



次男はお兄ちゃんからのお守りと

初詣で引いた末吉のおみくじを

大切に祭るように並べて置いていました



私にはゴミ溜めみたいな部屋に見えるけれど

ちゃんと神聖な場所を作って

神頼みしていたんだね



兄弟の絆と

合格したいんだという願いが

何処からか聴こえたから

マグカップのカビはそっと洗い流しておきました



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「安心して勉学せよ」のおみくじの言葉に
妙に癒された母でした





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記憶の中の自分の姿が教えてくれるもの




12月24日、2学期が終わりました

次男も三男も欠席・遅刻・早退共に無く

通知表のその欄の「0」の数字が本当に嬉しく思います


この時期、すっかり葉の落ちた木々を見たり

震えるような冷たい風を感じると

思い出すことがあります



それは当時小6で

不登校期間が10か月に及んでいた息子が

復学支援を受け始め

我が家に外部から家庭教育というメスが入った頃のことです



当の本人は訪問カウンセラーの先生と信頼関係を深め

今までの閉ざされた人間関係に降って湧いたように現れたお兄さんを

待ちわびるようになり

警戒心をゆっくりと解いて行きました



やがてやって来る登校刺激で

彼の中にきっとある「学校へ戻りたい」という

その気持ちを形にするために

・・どうやっても家族の力だけではお互いの力を奪い合い

息子を学校に戻してやれなかったけれど・・

組み立てられていく我が家の再生へのプログラムは

もう一度息子が学校で友だちと笑顔になれることを

まだまだ遠い夢として

ですが確かにその方向へ歩み始めたんだという確信を

抱かせてくれる希望の光そのものでした



そして私は、これまでの子どもとの関係から

一つずつ学んでいくことになりました


先回りの心配や、過干渉

自分の忍耐の無さ、自己満足、優柔不断

そして考え方そのものの間違いが

新しい条件の下で剝き出しになっていきました


理屈を知識で理解しても

長年の沁み込んだ考え方の癖は

持って生まれた気質とあいまって

私の言葉や表現の隅々にまで根を張りめぐらしていました


ほんの僅かなことでも、いつだってわたしはそうさせようと

自分の考えを優先し

気づかぬうちに子どもに押し付け動かそうとしてきたんだ


失敗はしない方がいい・・

失敗の負のイメージが

心に青写真のように沁み込んで動けなくなった幼い日

その小さい頃の子育てそのままで

そこから抜け出すことを知らず

抜け出せないことに問題意識すら持っていなかった



息子は私が考えるよりずっと・・

多くの間違いを失敗することから学ばなければいけない・・

そして学ぶことの出来る成長をしていたのです



今、中学3年になって

あの時出会った家庭教育に支えられ

「0」が並んだ出欠の記録を

何ものにも変えられない喜びとして味わえる

その幸せで胸が一杯です



お世話になった先生にこのことを報告すると

息子の頑張りに受験へのエールを頂きました


そして3年前、我が家がそうであったように

年末まで忙しく駆け回る先生方を待っている

子どもや母親そしてご家族に

私が受け取った希望の光が

そこでもまた輝きを放ちますようにと祈ります




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すっかり葉の落ちた木々や
震えるような冷たい風は
想い出を呼ぶこの季節の「お・も・て・な・し」




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プロフィール

くるみ みるく

Author:くるみ みるく
小5の終わりから始まった体調不良、そして不登校。
学校に行くというあたりまえに思っていたことが、これほど大変なことだったとは・・・。
復学支援をうけ、もう1度歩き始めた子どもを応援して行くために親はどう接していくのがよいのでしょうか。
学び続けることで見えてくるものは何でしょうか。

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