迷走の中から



私たち家族をこの場から、もと居た場所に戻して欲しい

どうやっても覚めない悪夢から、連れ戻して欲しい


今までは、ただ「ふとうこう」と打ち込んで

そこから溢れ出す情報を持て余していたけれど

一歩進んで、この情報の中に生身の体を投じてみよう


これまでは、繋がりの中から情報を求めて動いてきたけれど

ネットの世界の中には、もっとずっとたくさんの

そしてきっと我が家に合った、息子に合った方法があるはずです


見ているだけで飛び込む勇気がなかったけれど

踏み越える怖さはもうありません


いつもメールが届いていた不登校の専門機関に予約を入れ

運動会から8日目の朝10月4日、相談に伺いました


初回90分の相談で

次回から息子を連れてここにきて

今日お話ししたカウンセラーの先生と息子が

ゲームや好きなことをして信頼関係を築いていくことや

分析テストをすることを聞きました


学校に戻すためならどんなことでもやってみると

意気込んでいたけれど、やはり冷静に考えれば

息子を家から連れ出して片道最低4時間の距離を

週に1度でも通うということは至難の業です・・

というか無理な話です



ですがこうして実際に、

動いてみたおかげで

モニターの前で何時間いても

気づかないことや、知ることのないことを

身を持って理解することが出来ました



私はそんな視点からついに訪問カウンセラーという存在を

見つけることが出来ました

「家にいてカウンセラーが来てくれる」

私の持っていたカウンセラーの概念を根底から覆す

目からうろこの「訪問」という文字の付くカウンセラー



いくつかの段階を経てやっと辿り着いた10月12日

電話の向こうの先生はエンカレッジ代表の上野先生でした


私の心はすでに決まっていました

ホームページを読んで行く中で見つけた

この機関でお世話になったお母さんのブログ


息子と同い年の子どもが

不登校を経て学校に戻るまでが赤裸々に書かれていました

自分と同じように、地獄の日々を書き綴ったその言葉には

母親にしか解らない細やかな悲しみや喜びがあり

それらが全て私の中の

細胞の1つ1つに何の抵抗もなく溶け込んで行きました


先生に1日でも早く会いに行かなければ!


そして電話から6日後、10月18日


私はついに、上野先生の前に座っていました


仕事の都合で少し遅れて父親も合流し

やっと踏み出そうとして上げた足をしっかりと

下ろして踏みしめる場所を見つけました



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最後の運動会


「本当は学校に戻りたい」という

心の声が聴けたのに

帰宅して待っていたのは、これまでと何ら変わらない

不登校の日常でした


「学校へ行く」と言ってても

決めた時間になるとしんどさが倍増されて行けない

何とか歩き出して学校を目指しても

途中何度もうずくまり、もうダメだと歩けない

校門までやっとの思いで辿り着いても

「おはようございます、さようなら」・・



どうすれば学校へこの子を帰してやれるのだろう



私の思いは完全に行き詰まり空を泳いでいました



修学旅行から1週間で小学校最後の運動会を迎えました

担任の先生から途中で卒業アルバムに載せる

クラス写真を撮ると聞いていましたが

朝はやはり起き上がれず

息子は途中から父に連れられて来ました



でも体育館の片隅の日陰に広げた

シートの狭い一角に、うつむいて座ったままで

運動場の競技を見ることはありません



弟の出番ごとに写真を撮りに走っても

心はうつむいて所在無さげにしている息子の事が気になって・・


そんな気持ちに蓋をして、太い縄を体に巻きつけ

一番後ろで綱引きの勝敗を握る弟の、その一生懸命な姿に

2人分の思いの丈を込めて声援を送ります


だけど、どんなに応援しても

私の気持ちは次男の暗い顔から離れることが出来ませんでした



お昼休みを挟んで運動会も後半戦


去年はこの昼休みに

息子は正面の本部テントで

応援の言葉をマイクを通して

この校庭に響かせていたのに・・


そんな光景が甦り

胸が一杯になっていく・・



運動会の最後の競技

5年生と6年生合同の組体操



来年は兄弟揃って登場するから

どうやって2人を撮影したらいいかなと・・

そんなこと・・悩んでた・・・去年の私が見えました



6年生の保護者はみんな

最後の運動会の一番の見せ場に色めき立って

最前列に陣取って

子どもたちの勇姿に一心に拍手を送り

シャッターを切り、ビデオを回している




この厳しい残暑の中で

必死に頑張って練習した組体操は

観客の皆を感動させ涙をも誘ってる


私はそんな大人たちを見て

一生懸命拍手を送りながらも

喜びを共有出来ない寂しさを感じていました


同じ場所に居ながら、何処か遠くにいるような

大きな隔たりを感じていました


遠くでうつむいて座っている息子もまた

そこにいる不安を身体全体で表すかのように

小さく、寂しく、哀しい存在に見えました


私はその時はっきりと、自分たち家族が

いつの間にか完全にみんなとは違う世界にいることを

知りました


演技する弟も、それを見つめる父も

拍手を送る私も

うつむく息子と一緒なんです


すっぽりと落ち込んだ空間が

私たちを飲み込んでいる


もう私たち家族の力だけでは

息子を学校に帰してやることは出来ないのかも知れない


誰かこの異次元にいるかのような私たちを

元の世界に戻してくれないか・・

ほんの少し、そう、テコのような棒を差し込んで

力ではなく技のようなもので

この異次元にいるかのような私たちを

元の世界に戻してくれないか・・



第三者の存在を心から求める気持ちが

溢れるように押し寄せました



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もう一度、学校へ



適応指導教室も児童精神科の治療も上手く行かず

また振り出しに戻りました



もう半年が過ぎていました



すでに母子登校で疲れがピークに来ていましたから

精神的な疲れは焦りや不安を増長させていくので

自分のしていることを「それでいい、頑張っている」と

認めて欲しかった



不登校ということに可哀そうにと同情したり

同じ悩みで慰め合い共感し合うのでもなく



迷いながら結局振り出しに戻ったことも

それでいいのだと、いえ、間違いじゃないと

認めて許してほしかった



それには、一般的な不登校への「待ちましょう」という考えが

免罪符のように思えました



決してそれで満足している訳ではないのだけれど

もう進む道をみつけることをネットの膨大な情報の中から

読み取ることが出来ずにいました


私は自分に都合のいい情報だけを受け入れて

泳ぎ疲れて流木にしがみつくことで

疲れを癒すように時間を過ごしました



回りの世界も夏休みで、学校という毎朝の息子との駆け引きから

しばらく時間も止まってくれているようでした



でも流木は流されて、結局は流されて

岸に這い上がれぬままにいたことを

夏休みが終わる頃に嫌でも気づかされました



あんなに楽しそうに笑っていた息子が

また、よれよれと階段を這うように歩き出し

始業式にはやっぱり、多分、おそらく、絶対行けません



そんな予感が的中しても

もう悲しくもありませんでした



私はそんな風に不登校という事実を受け入れながら

それでも、僅かに何処かで

「こんな毎日は本当の世界ではない 」と

それを100%受け入れられず・・・




そして、やっともう一度、学校への道を探り始めました




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さよなら抗鬱剤




何の疑いもなく大きな口を開ける息子

その口に抗鬱剤という白い薬を入れる私




それが怖くて怖くて

たまらなくなって


いっそ自分が飲むのならもっとずっと簡単だったのに・・


大丈夫だからって、必要な薬なんだって

なのに「もう止めたい」「もう止めよう」って


私の手は、ガタガタ震えて止まらなくなって


もう、どうしていいかわからなくて




何のための薬なのか

息子のしんどさをとってやるため



でもこの薬ではしんどさを取り除くことはできず

それより、もっと違うものまで抱えてしまうのではないかという不安



そう、そんな思いを持ちながら


もうこれ以上は無理ですと


やっとこの道から

引き返す勇気がもてました



きっとある

もっと他に進むべき道が


きっと見つける

もっと他の進むべき道を



8月4日(水)
息子を乗せて2時間かけて児童精神科の先生を久しぶりに訪ねる
鬱の薬を中止してもらう


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適応指導教室



適応指導教室に学校から繋いでもらったのは

私から校長先生にお願いしたことでした

校門で挨拶をするだけに落ち着いてきていた母子登校には

限界がきていました・・



適応指導教室に通うことは学校に登校したことと同じように

つまり「出席」とカウントされると

そこを利用していたお母さんが教えてくれました


でもそれよりも何よりも

息子が通えるかどうかはわかりませんが

こんな苦しい毎日から私が一歩でも踏み出したかったんです



僅かな希望を持って予約を入れました

案の定、息子は行く間際になって腹痛が強くなり行けません


母一人で行くと、電話で予約をした時にお話しした

男性カウンセラーの先生が

私の担当だと言う事で、話を聞いてくれました



子どもが一緒に来ていたら、もう1人別のカウンセラーの先生が、子どもに話を聞いたり

一緒に遊んでくれたりするようでした


カウンセリングの部屋に入る手前に、雑誌やコミックなど

子供向けから大人向けまでたくさんの本がおいてあり、

その当時、息子が好きで読んでいたコミックもズラッと並んでいて

これを餌(笑)にすれば息子は来るかもしれないなあと

思ったりしながら部屋に入りました



カウンセリングの先生からは

「ここは話を聞くことがほとんどです。

具体的なアドバイスなどはしていません

お母さん方はその為に途中でやめる方がいますが

それでもいいですか?」と予約のために初めて電話をした時に

すでに言われていました



私もすぐにやめるかも知れないけれど

先のことなんて全く考えられません


真っ暗で、もうどちらを向いて歩いていいのかわからなくなっていましたから・・


息子がここに通えるなんて

ほんの僅かな確立でしかないことはわかっていました


それでも、ほんの僅かな確立でもそれにかけて動いていなければ

明日への希望がなければ

何か今までと違うことを始めなければ

じっと家にいて息子が自ら動き出す日・・それは明日かも知れないけれど

1年先かも知れないし、2年3年先かも知れない・・

そんな日をじっと待つことは、私にはできません



先の見えない不安と、時間がどんどん過ぎて行く焦り

そこからほんのひと時でも離れるために来たのです



今の子どもの様子など聞かれたことに答えながら話していくと

カウンセラーの先生が一言私に聞きました

「お母さん、息子さんのいいところはどこですか?」


よほど、息子の悪口ばかりを話したのでしょうか?

それともお決まりですか?

そう思えるほどに唐突でした



「息子はとても正直で真っ直ぐで・・素直です」


どんなに道が暗くても、息子の姿は見えています

見えているつもりです・・でも息子の心はどうなんだろう

あれほど学校に行こうとすると身体症状を出すということは

学校に行きたくないのだろうか


早く元気になりたいからと薬を飲もうとする彼の本心は

いったい何処にあるのだろう


そんなこんなを話しているうち時間を告げるベルが鳴りました

自分の話していることを

自分で聞いているうちに

不思議な感覚が生まれます


あぁ、私はこんなふうに思っていたのかと

気づいたことがありました



息子は3回目に初めてここを訪れてコミックを借りましたが


やはり予約を入れて行く間際になると行けません


7月15日~9月9日まで週1回のうち

全部で6回通い、そのうち2回息子と一緒にきて

適応指導教室を終わりにしました


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プロフィール

Author:くるみ みるく
小5の終わりから始まった体調不良、そして不登校。
学校に行くというあたりまえに思っていたことが、これほど大変なことだったとは・・・。
復学支援をうけ、もう1度歩き始めた子どもを応援して行くために親はどう接していくのがよいのでしょうか。
学び続けることで見えてくるものは何でしょうか。

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