変わることが必要なのは私
昨年の予備校生時代、次男は初めて家を出て学生寮での一人暮らしが始まりました
その頃は、友だちもあえて作らずいつも独りで、たまの休日は歩いて歩いてひたすら散歩。。
それなりに自分の生活を築いていましたが、私も初めて次男と離れ
一緒に暮らしていても会話の無い息子との、物理的な距離を置いての関わりに悩みました
会話が無くても、表情や声のトーンで息子の心境はわかります
しかしそれが掴めなくなってどうすればいいのでしょう
いろいろ考える中、たとえ一方通行でもいい、繋がりを持つことを選びました
LINEがあって助かったと思います
メールなど面倒ですから返っては来ないでしょう
私は息子にたわいのない日々の出来事をLINEで送り
その裏側にあなたの事をいつも思っているんだよというメッセージを込めました
といっても、文面は天候や飼い犬の様子など、どうでもいい事ばかりです
ただ、その奥の想いをほんの僅かでも感じてくれて、寂しい時や辛い時
友だちも作らず独りでいるなら、ここにあなたを思っている母がいるという事を
覚えていて欲しい・・いつでも頼っていいんだよって。。。
一つだけ決めていたのは、勉強の事はこちらからはいっさい触れないということ
息子はいつもLINEのスタンプを押して私への返信にしていました
私はいつしかそのキャラクターが息子そのものであるように思えて
時に涙を流すスタンプに、息子が泣いていると思いうろたえたり
震えているスタンプにドキドキしたり・・
そうしたスタンプの返信が私との唯一の繋がりで
既読になることや、スタンプの1つ1つが
息子の心を読む手掛かりでした
そして今、大学生になった息子は大きくその生活を変え
人と関わることを恐れず、自分のやりたいことを謳歌しています
先日の学園祭、舞台に立って演奏し歌う姿や、友だちや先輩を応援する姿
誰かのために一生懸命な姿を見てきました
もう息子の毎日を気づかい
LINEを送る必要はありません
私は予備校時代に模索した息子との関わりを
今度は「子離れ」としてもう一度バージョンアップしなければいけません
それは嬉しいことです
それは嬉しいことなんです
そう自分に言い聞かせて進むんです
そして「子離れ」は「新しい子との出会い」と思う事にしました
大人になって行く、子との出会いです
そのために、私が変わって行かなければ!

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